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ほんとに雪だー!

どうせ2月にもう一度ぐらい、雪がふらないと春は来ないと思っていたけど、さ、寒い…。
映画を見に行く気にもなれず、あ、気はあるけど道路の凍結がヤバくて、借りてきたDVDを見ています。
「プライヴェート・プラクティス」の第2シーズンが終わりに近いのだが、登場人物の職場恋愛のドロドロぶりに、こっちがもう疲れて、まあ診療や金策が忙しいわけだから、手近な男女しか相手にできなくなるってのもわかるが、ていうか、そんなリアルなドラマでもないはずなんだが、いったいまあ、あの狭い職場で仕事仲間と寝ないで仕事をしてみようという人間が、一人ぐらいはいてもいいんじゃないか。あ、一人いたっけか。

男女問題や家族問題の観点は基本的にまーまー、日本のドラマなんかとちがって安心して見てられるだけに、惜しいよ。ちょっと前までは、わりと仕事しようかってファイトをもらうこともあったのに。

で、ビデオ屋さんに最近よそのサイトの管理人の方がはまってらした「Glee」のDVDが新作で出てたんで、新作4本で1000円というサービスを利用して、借りてみたらば、ビデオ屋も考えていて、1~3しかサービスがきかない。そんならいいもーんと、この前から借りたかった「メンタリスト」を第1巻だけ借りて4本にした。

時間がないから、ちびちびしか見られず、まだ「Glee」には手をつけてなくて、「メンタリスト」を、やっと見終えた。今風ホームズものかと思わせて、ホームズっぽい主役の推理がけっこうずっこけるコメディ、パロディものかと思わせて、そこそこ捜査ドラマでもあって、そののほほーんとひなびた、昔なつかしいゆるい味わいが、面白かったけど、これははたして人気があるのかしらんとネットをのぞいてみたところが、あーらまあ、2ちゃんねるでもどこでも、かなりな好評じゃないか。あきれた。

これは主役のサイモン・ベイカーを楽しむドラマなんだろうなあ。「L.A.コンフィデンシャル」でかわいそうな役やってて、間抜けだけど、ものすごく哀れで、夢を抱いてハリウッドに来たイケメンの無邪気な若者の末路が、周囲のハゲタカやらニシキヘビやらライオンやらもう百鬼夜行の魑魅魍魎のなかで、もてあそばれてほろびて行くかわいそうさを、ほんの脇役なのにしみじみ感じさせた、あの時以来、顔が童顔のハンサムだけに逆に大変だろうなあと思っていたが、「プラダを着た悪魔」でもいい演技していたし、このドラマでは、その頼りなさやいかがわしさや無邪気さが、役にしっくりはまっている。

最近の映画の「シャーロック・ホームズ」でホームズを演じたロバート・ダウニー・ジュニアの演技も私は好きだけど、彼があの映画で表現しようとした、ホームズのある本質って、このドラマのサイモン・ベイカーの雰囲気なんだよね、まちがいなく。ちょっときれいすぎるかもしれんけど、そんなのどうせ映画なわけなんだから、彼を主役にホームズ映画作ったら、もうばっちりだったろうになと、ドラマを見るたびに思わずにはいられない。

ところで、ついでに他の海外ドラマの記事ものぞいて見てたら、「スパルタカス」の主役の人が血液のガンで降板するかドラマが中断するかもしれないようで、えええ、そんなことってあるんだーと驚いてしまう。気の毒に。
「グラディエーター」の映画にはまったわりには、私は「スパルタカス」には、そんなに執着してなくて、主役の人も、まあ「グラディエーター」とはちがった雰囲気の人でないといかんだろうし、かといって、これこそ普通のハンサムだったら迫力ないし、まあ結局こういう感じになるのかなーと、特に好きでもきらいでもない程度で見ていたのだが、たしかに悪くはなかったので、何とか最後までやってほしいが、命とひきかえにするようなもんではないからな…でも、ひきかえにしてもいい場合もありそうな気もするからな。こんなすごい役の場合は。

というわけで、ミルクたっぷりの紅茶を飲みながら、ゆっくりとDVD鑑賞。こんな優雅な雪の夜のすごし方も、いったい何年ぶりだろう(笑)。

キャラママさん。
カツジ君、ほんとにタワラですね。こんなおにぎりがあったような(笑)。なんかちょっとかわいそっぽいのは、サイモン・ベイカーと共通するものがあります。

ゆきうさぎさん。
NHKで「無縁社会」という特別番組をやっていて、それ見てて思ったのですが、孤独になれないで苦しむ人がいる一方、孤独に苦しむ人がいる(いすぎる)社会って、何とかならないものかと思ってしまいます。
私は貧困とか不便とかそういうものとセットでさえなかったら、孤独はまったく苦にならないし、ひたすら快適なだけなんですけど。

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カツジ猫