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ぼくが、このいえに、きたころ(カツジ猫)

みなさん、こんばんわ

かいぬしは、あいかわらず、せっせと、いえのかたづけに、はげんでいます。
 でも、どこまでいっても、がらくたと、ごみのやまなので、
「いいかげん、こころもおれそうになる」と、よわねをはいています。

とくに、こんやは、いやなことが、いろいろあったようで、
「まったくもう、どうしてくれよう」とかいって、おこっています。
 ぼくにはわからないけど、にんげんのよのなかは、
いろいろと、たいへんなようです。

でも、あたらしく、ちゅうもんした、「ぺなんと」がとどいて、
すてきなできだったので、「らいねんの、おまえのめいにちには、
これもかざろう」と、よろこんでいます。

こんどの「ぺなんと」は、せんぱいねこの、きゃらめるさんのもあって、
きゃらめるさんが、おかがみもちのよこに、すわっている、しゃしんです。
 「おしょうがつには、これをかざろう。
くりすますつりーとうつっているのもあったから、
くりすますように、あと、いちまいだけ、ちゅうもんするかな。
 でないと、はさんしてしまうし、おおすぎたら、
おまえたちだって、ありがたみがないだろ」といっていました。

かんがえてみたら、きゃらめるさんは、おしょうがつや、くりすますようの
しゃしんがあるのに、ぼくにはありません。
 つまんないの。
 でも、きゃらめるさんは、「おまえは、ごがつに、こいのぼりととったのが、
いっぱいあるだろうが。おれには、いちまいもないぞ」と、
べつに、くやしそうでもなく、いいました。
 そういえば、そうかもな。
 でも、うまく、「ぺなんと」にできるしゃしんが、あったかな。
 きゃらめるさんの、くりすますのしゃしんと、いっしょに、
ぼくの、こいのぼりのも、「ぺなんと」をつくってくれないかな。

かいぬしは、いま、べっどのりょうがわのかべに、
ぼくと、きゃらめるさんの「ぺなんと」を、いちまいずつ、かけています。
 そして、ぼくたちや、くろねこのあにゃんさんや、
しゃむねこのみるくさんや、みけねこのしなもんさんと、おなじけいろの、
ねこの、ぬいぐるみを、へやの、あちこちに、おいています。
 べっどのあしもとの、いきてるときに、ぼくがよくねていたばしょには、
ぼくと、あにゃんさんににたぬいぐるみが、ならんで、てれびをみています。

かいぬしは、ぼくが、いきていたときとおなじように、
ときどき、てをのばして、ぬいぐるみのしっぽを、にぎります。
 べっどで、てれびをみながら、あしで、ぬいぐるみを
おしたり、こねたりします。
 「そうだったなあ、こんなふうに、おまえを、あしでつっついて、
ときどき、くみつかれて、かみつかれたりしてたっけ。
 まいばん、やっていたことなのに、わすれてしまっていたよ。
おまえの、おなかの、けの、かんしょくも、あたまのまるさも、
すっかり、おもいだせるのに」と、
わらっていました。

そんなことを、おもいださせてくれるのだから、
ぬいぐるみも、わるくないかもしれません。

このごろ、かいぬしは、「ぶろぐ」のにっきの、ふるいきじをみて、
ぼくの、むかしのことを、かいてあるところを、さがしています。
 ちょうど、しごとをやめて、しょくばのぱそこんを、へいさして、
じぶんのいえのぱそこんに、あたらしく、「ぶろぐ」をつくって、
しばらくしたころ、ぼくが、このいえに、きました。

「かんいっぱつだったね。おまえのきろくが、はじめから、
のこせてよかった」と、かいぬしは、いいます。
 したに、あるのは、そのなかの、さいしょのみっつです。
とくに、いちばんしたの、みっつめには、
そのころの、ぼくのようすが、こまかく、かいてあります。
 うえのふたつは、きちょうなきろくというだけで、
あまり、おもしろくないです。

それとかいぬしは、このころは「じゅうばこ」と「キャラママ」と
「ゆきうさぎ」という、みっつのなまえを、つかいわけていて、
さんにんで、かいわをしたりしているから、ちょっとわかりにくいです。
 ぜんぶ、かいぬしの、ひとりしばいの、やりとりなんだけどさ。

きたばかりのぼくは、そうとう、びりびりしてたみたいです。
でも、じぶんでは、そのころのことは、ひとつもおぼえていません。
 だれか、よそのねこのことを、きかされているみたいです。

「ふあんで、さびしくて、おこっていたんだろうね。
でも、きほんてきには、さいごまで、あんまり、かわってないか」
と、かいぬしは、いっていたけど、どうなんだろ。
 まあ、どっちでも、いいんだけどさ。

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