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ぼくたちと、かたづけ(カツジ猫)

みなさん、おはようございます

このしゃしんは、ぼくがいきていたころ、
かいぬしが、せいだいに、へやをちらかしていたときの、えいぞうです。
 すごいだろ。
 まあ、ぼくのすわるところは、いつもかくほしておいてくれたから、
そこはちょっと、えらいけどな。

いまは、まあまあ、かたづいていて、
ぼくは、だいせんぱいの、きゃらめるさんと、あにゃんさんと、
さんびきで、うまくくらしています。
 かいぬしのめには、しんだぼくたちは、みえないらしいけど、
ときどき、けはいはかんじてるようです。

あと、くろーぜっとを、かたづけてくれたら、
もっと、いごこちがよくなるんだけどな。
 ねんないは、むりかな。

でも、うえの、おもやは、いま、ものすごくちらかっていて、
このまえ、かいぬしは、いちねんほっきして、
かたづけを、はじめました。
 このいえにも、しょだいねこの「おゆきさん」をはじめ、
たくさんのしんだねこたちが、くらしていて、
ぼくは、いきているあいだには、あったことのないねこもおおいです。

ぼくたちさんびきも、かいぬしについていって、
かたづけを、けんぶつしました。
 くろねこの、あにゃんさんは、いもうとの、くろねこと、
ひさしぶりにあって、たのしそうでした。
 「もっと、ときどき、きてよ」と、
いもうとの「ばぎい」さんがいっていました。

しょだいねこの、おゆきさんは、
にかいへいく、かいだんのとちゅうに、すわっていました。
 こげちゃいろの、きじねこで、めすにしてはおおきく、
とくに、おしりが、どっしりしていて、
あんていかんが、ありました。
 でも、かおは、ちいさくて、みみがおおきくて、
めも、おおきくて、めぢからがあって、
とても、いんぱくとがあるすがたでした。

ぼくたちをみて、
 「おや、おそろいで、げんきそうだね。
たまには、かおをだしなさいよ」といいました。
 きゃらめるさんは、かいだんをみあげて、
 「このへんは、あまり、かわらないな」といいました。
 おゆきさんは、あくびをして、
 「あんたは、げんきなころは、このかいだんを、
かいぬしが、あがろうとすると、
いつも、どこかから、とんできて、
きょうそうして、かけのぼっていた。
 すたーとが、しょうしょう、おくれても、
あっというまに、かいだんのとちゅうでおいこして、
うえから、どやがおで、かいぬしをみおろしてたね。
 そのはやさは、まるで、きんいろのひかりのようで、
わたしたちはみな、かんしんしていたものさ」
 と、たのしそうにいいました。

「うん、あれはたのしかったな。
おいぬいたかいぬしを、うえからみおろすときは、
さいこうだった」と、きゃらめるさんも、まんぞくそうでした。

おゆきさんは、ぼくをみて、
 「あいかわらず、けがながいね。
 かいぬしが、かったねこのなかでは、ちょうもうしゅは、
おまえだけだし、さいごにいっしょにくらしたねこなんだから、
しっかりしなくちゃいけないよ。
 また、あそびにきなさい」と、いいました。

いえは、なかなかかたづかなかったので、かいぬしは、
「すこし、ほかのしごとはやすんで、いっきにかたづけるか。
せめて、ひとをいれられるぐらいには、しなくちゃな。
ぶつまや、ふろばや、しょこや、ものおきに、
とにかく、ものをつめこんで、
りびんぐと、だいどころだけでも、すこし、すっきりさせないと」
 と、いきごんでいます。

みけねこの、しなもんさんには、あえませんでした。
まだ、ぼくのことが、きらいなのかな。
 どこかで、ねていただけかしらん。
 また、かいぬしについて、うえのいえに、いってみようとおもいます。

 かいぬしが、きのう、ぱそこんのちょうしがわるくて、
きじが、いちど、きえてしまったりして、
みなさんに、ごめいわくをかけたと、すまながっていました。
 ぼくからも、おわびしておきます。にゃおん。

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カツジ猫