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ぼくと、えいりあん(カツジ猫)

みなさん、こんばんわ

かいぬしは、このまえ、にわの、ぼくのといれに、
やくそくしていた、あたらしいすなを、いれてくれました。
「おもかったんだからー」と、かいぬしは、おんにきせたけど、
ぼくのすきな、「かわすな」で、ふたふくろも、いれてくれました。

こまかくて、きもちがいいので、ぼくはすぐ、すわって、といれをしました。
かいぬしは、まんぞくそうに、みていました。
そのあとも、ぼくのあしあとが、すなのうえに、いっぱいついているのをみて、
「おきに、めしたようだね」と、よろこんでいました。

そのちょっとあとが、じゅうなんねんかまえにしんだ、
いぬの、「ばろん」さんの、めいにちだったみたいで、
かいぬしは、はなをかってきて、
ばろんさんの、くらしていた、ものおきに、おきました。
めいにちの、あとも、はなが、さいていたので、
かいぬしは、それを、ぼくのいる、したのいえに、もってきました。

はなは、ゆりと、きいろのと、むらさきのでした。
むらさきのはなと、はっぱが、きになったので、
ぼくは、かんだり、においをかいだり、てで、ひっかいたり、
みがまえて、とびまわったりしました。
「そういえば、はいいろねこの、『ぐれいす』も、
このはなを、きにして、はっぱをかじっていたけど、
においか、いろか、かたちか、なにかが、
ねこの、きをひくのかしら」と、
かいぬしは、ふしぎがっていました。

「べろにか」という、はなの、
「ぶるーえいりあん」という、しゅるいだそうです。
「いやだねえ、おまえ、えいりあんの、どくにあたって、
かえってきたら、ゆかに、のびていたら、どうしよう。
ひょっと、それで、しんでしまったら、
『えいりあんと、たたかった、ゆうかんなねこ、ここに、ねむる』とか、
ぼひょうに、かいてやろうかね」と、
かいぬしは、いいたいことをいって、でかけていきました。

さっき、かえってきて、ぼくも、はなも、
どうもなってないのをみて、
「やれやれ、へいわきょうぞんできたのかい」と、
むねを、なでおろしていました。

このごろ、よるとかは、さむいです。
かいぬしは、めんどうなのか、いじをはっているのか、
まだ、もうふをださないで、はだぶとんだけで、ねています。
よなかや、よあけに、さむくなると、
ぼくは、かいぬしの、くびに、まきついて、ねることにしたので、
かいぬしは、あさ、めをさまして、
「おっ」といって、おどろいています。

でも、「たしかに、さむかろう」と、どうじょうして、
ぼくが、ねばしょに、していた、いすや、かごのなかの、
ばすたおるを、みんな、もうふに、かえてくれました。
でも、べっども、はやく、もうふにしてくれるといいとおもいます。

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カツジ猫