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ぼくと、ごせんぞさま(カツジ猫)

みなさん、こんばんわ

きょうは、かいぬしが、でかけていて、
ぼくは、いちにち、おるすばんでした。

かいぬしは、いなかのいえを、うってしまったので、
おじいさんたちの、いはいをもって、
いなかのおてらに、おきょうをあげてもらいにいったみたいです。

こっちのいえの、ぶつだんは、うえのいえにあるのだけど、
かいぬしは、「いまからいったら、また、しろくろねこの『まき』が、
わたしがきたのを、いやがって、にわにでていくから、かわいそうだな。
ゆっくり、ねせてやりたい」といって、
おじいさんたちのいはいは、こんやは、したのいえに、
おとまりしてもらうことに、したみたいです。

「おまえは、いなかのいえの、ぶつまには、いったことがないから、
おいはいを、みたこともないよね。
ごあいさつしときなさい」といって、かいぬしは、
いはいを、たなに、おきました。
ふるそうだけど、なかなか、りっぱな、いはいです。

あしたは、うえのいえに、もっていくらしいから、
こんやだけ、ぼくを、みてくれることになるけど、
おじいさんたちが、ぼくのことを、
しっかり、おぼえてくれると、いいな。

おじいさんは、ことりを、いっぱい、かっていて、
ときどき、ねこに、とられたので、
ねこは、きらいで、なんびきも、のらねこを、ころしていたそうです。
でも、いっぴきだけ、かわいがっていた、みけねこがいて、
「まだむ」というなまえだったそうです。
こねこの、ときから、おじいさんのひざに、のっていて、
「このねこは、おれを、こわがらない」と、おじいさんは、
たいへん、きにいっていたようです。

「まだむ」さんは、かいぬしが、だいがくにいっていて、いえにいなかったころ、
にわに、はいってきた、きんじょのいぬに、けんかをうって、
かみころされてしまったそうです。
かいぬしの、おかあさんが、にわの、なつめのきのしたに、うめたけど、
その、なつめも、もう、かれたのだって。

でも、そのきから、でたなえが、いなかの、あたらしいほうのいえの、にわで、
もう、ずいぶん、おおきくなっているそうです。
まわりに、なえも、たくさん、でているそうで、
「いっぽん、ほってきて、こっちのいえにも、うえてみようか」と、
かいぬしは、いっています。

かいぬしは、あしたも、あさがはやいので、
こんやは、もう、ねるそうです。
ぼくも、いっしょに、ねることにします。
みなさん、おやすみなさい。

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カツジ猫