ぼくと、しなもんさん
ぼくと、しなもんさんは、
まいばん、すとーぶのまえで、
こうやって、
いすのうえとしたで、ねています。
ぼくが、あそびたくて、てをのばすと、
しなもんさんは、むしします。
ときどき、うなって、おこります。
かいぬしは、それをみて、
「みちは、とおそうだね」といっています。
ほんとうは、このいすは、
かいぬしが、てれびをみたり、
しょくじをしたり、
べんきょうをしたりするいすです。
でも、いまは、ぼくのものです。
かいぬしは、すわるときは、
いすのてまえにすわって、
ぼくを、せなかにしています。
ぼくが、きゅうくつなので、おこると、
かいぬしは、しぶしぶ
となりのそふぁに、いどうします。