ぼくと、しんぶんきじ(カツジ猫)
みなさん、こんにちわ
きょうは、おてんきもよくて、ちょっとあたたかいです。
でも、かいぬしは、えあこんをいれていて、
「からだが、なまってしまったなあ」と、なげいています。
かいぬしは、べっどのうえで、てれびをみるときに、
あしにかけるのに、やわらかい、はなもようの、うすいもうふを、おきました。
きもちがいいので、ぼくは、よるは、かいぬしのふとんにはいらないで、
そのうえで、ねるので、かいぬしは、「ちっ、しっぱいだった」といっています。
かいぬしは、いそぎのしごとがあるからといって、かたづけを、ちゅうだんしたので、
いま、べっどのよこのいすと、まるいてーぶるのうえには、
かたづけきれなかった、にもつが、いっぱいあります。
ぼくは、べっどから、このいすと、てーぶるをつたって、
えさの、おいてある、しかくいつくえまでいくことにしていたので、
ふべんで、しかたがありません。
ここだけでも、はやくかたづけてくれるといいのにな。
ぼくは、さいきん、かいぬしが、ごはんをたべるとき、
ぼくにもたべられるものがないか、
いちおう、てんけんにいくことにしています。
よく、はくさいや、きゅうりや、ほうれんそうのうえに、
かつぶしが、のっているので、
そんなときは、ぼくは、かつぶしだけ、たべて、もどります。
かいぬしは「あーあ」といいながら、
かつぶしの、くずののった、やさいをたべています。
ゆうべは、「ぽんず」をかけようとして、
「これをかけたら、かつじは、たべられないか」と、
まよっていました。
けっきょくは、ぼくに、たべにきてほしいんじゃん。
けさのしんぶんに、ねこのとくしゅうがありました。
かいぬしは、きたいして、よんだみたいですが、
よみおわって、きげんがわるくなり、
「うすっぺらで、なかみのない、とくしゅうだなあ。
こんなの、ねこずきなひとなら、みんなしってるし、
しらないひとには、なんのさんこうにもならないよ。
だいたい『ねこは、かいやすい』って、それなによ。
そんなこというから、いいかげんなかくごで、かうひとがでてくるのよ。
もっと、とうじょうさせて、はなしをきくひとは、
いくらでもいるでしょうに。
きっと、ねこにくわしくない、すきでもない、しらないひとが、
きかくしたのにちがいないわ」と、
わるくちが、とまらないみたいでした。
かいぬしみたいなひとは、きっとおおいから、
しんぶんしゃのひとも、たいへんなんだとおもいました。