ぼくと、せかいどけい(カツジ猫)
みなさん、こんばんわ
きょうは、あさから、あめでした。
かいぬしは、かーてんをあけて、そとをみて、
にわが、ぬれているのをみて、
「あー、なんか、ほっとするー」といっていました。
そのあと、しんぶんをみて、せんたくをして、
あさごはんのとちゅうで、べっどにたおれて、
「いいかぜが、くるなあ」と、まどからのかぜを、
たのしんでいました。
ぼくも、そのそばで、ずっと、いいきもちで、
ごろごろしていました。
かいぬしは、ゆうがたになって、
「きゃあ、きょうのしごとをなにもしていない」と、あおくなって、
「くっ、こんやはてつやかもしれない。
でも、あしたは、えいがをみにいきたいし。
ねていないとまずいし」と、なやんでいます。
このしゃしんの、ぼくのよこの、とけいは、
なくなった、おじさんのものです。
いなかのいえに、おいていたのを、
かいぬしが、このまえ、もってきました。
せかいのじかんが、わかるらしいけど、
かいぬしは、いまいち、みかたがわからないらしいです。
でも、この、おじいさんのつくえのうえに、おくと、
よく、にあうといって、よろこんでいます。
「こういうのを、おとしたり、ひっくりかえしたりしないから、
おまえは、かいやすい、ねこかもしれないね。
かみつくのはまあ、きずはそのうち、なおるから」
と、かいぬしは、いっていました。
ぼくが、このまえ、かみついた、きずは、
ほぼなおったみたいだけど、
くるまの、しーとべるとをするときに、
ちょうど、てのひらで、ひっかかるところらしくて、
「そのたびに、はらがたつんだよねえ」と、かいぬしはいって、
おもいだしては、しかえしに、ぼくの、ひげや、みみを、ひっぱります。