1. TOP
  2. 岬のたき火
  3. 日記
  4. ぼくと、ねこのひ(カツジ猫)

ぼくと、ねこのひ(カツジ猫)

みなさん、たいへん、ごぶさたしています。
 ぼくは、げんきです。
 かいぬしが、このごろ、いそがしくて、かまってくれないので、
そこはちょっと、つまらないです。
 ぱそこんのまえに、ずっといて、ぼくが、にゃあにゃあよんでも、
「まってね、いま、いそがしいの」といって、きてくれません。
 つまんないの。

でも、きのうは「ねこのひ」だったからか、ひさしぶりに、
ぶらしで、けを、すいてくれました。
 ぼくは、ふわふわになりました。
 くびのところに、ちょっとあかいけがでてきたみたいで、かいぬしは、
「いまさら、みけねこや、あかきじに、なるんじゃないよ。
おまえの、そのしろくろ、いりまじったはいいろは、
わたしの、かみのいろとおなじで、もでるにでもなるときは、
きっと、いい、こどうぐになるんだから」と、
へんなことをいっていました。

ぼくは、このごろ、おさしみをあまりたべなくなって、
かいぬしは「かけいには、たすかる」とよろこんでいます。
 かわりに、いろんな「ちゅーる」をかってきて、たべさせてくれます。
 さいきんは、たいへんしゅるいがおおいので、
ぼくのきにいるのをみつけるまで、たべくらべさせてやるってさ。

ぼくは、ろうかの、かごや、いすで、よくねます。
 とくに、いすのうえは、かいぬしがずっとあらってない、
ふるい、やすもののざぶとんで、すなとほこりだらけです。
 「すてようか、あらおうか」と、かいぬしは、まよっています。
 そして、ぼくが、わりといつも、そこでねていて、
とくに、かまってもらえないで、きげんのわるいときに、そこにねるので、
「なんかの、あぴーるかい」といっています。

「めぐりあうじかんたち」という、しょうせつのなかに、
えいずの、さっかのひとがでてきて、
よごれた、あくしゅうのする、あんらくいすに、
いつもすわっているらしくて、
「なんか、それをおもいだしちゃう」となげいていました。

このしゃしんは、ぼくが、かいぬしがおふろにはいっているとき、
じゃぐちから、みずをのんでいるところです。
 かいぬしは、はだかで、けいたいをとりにいって、
ぼくの、みずをのんでいるようすを、とりました。

Twitter Facebook
カツジ猫