ぼくと、はるのはな(カツジ猫)
みなさん、こんばんわ
こんやも、つきが、ものすごくあかるくて、
かいぬしは、げんかんのそとの、あかりが、つけっぱなしになってるのかと、
あわてて、かくにんしに、いっていました。
でも、あすのあさは、さむいそうです。
かいぬしが、げんかんにいったとき、
ぼくも、いっしょにいって、
そとにだしてもらって、あそぶときもあるけど、
このしゃしんのときは、だめでした。
ぼくが、みがまえているのは、
げたばこのうえに、とびあがろうとしているからです。
「あはは、げんかんがせまいのも、こんなときはいいな。
おまえと、はなの、つーしょっとが、とれる」と、
かいぬしは、よろこんでいました。
ぼくは、かいぬしが、かえってくると、うれしいので、
ゆかに、ころころ、ころがります。
そうしたら、かいぬしは、ぼくをつかまえて、ぶらしをかけます。
ぼくが、かみつきだすと、やめるけど、このごろは、
「みーるくんは、かみつかないらしいよ」と、いうので、
ぼくも、ちょっと、がまんします。
「みーる」というのは、あきたけんのちじのいえにいる、
ろしあからきた、ねこらしいです。
しゃしんをみたら、けがながくて、おおきな、ねこでした。
「とても、おとなしいんだってよ。
せいしつも、おちついていて、おだやかだって」と、かいぬしはいいます。
くらべられるのは、いやだけど、いいこともあります。
「みーる」は、あしがみじかくて、たかいところに、とびあがったり、
あまりしないそうです。
「おまえは、じゃんぷりょくがないとおもって、
ばかにしていたけど、もしかしたら、
みーるくんと、おなじように、あしがみじかい、しゅるいなのかしら」
と、かいぬしは、みなおしたみたいです。
ぶらしも、かけてもらったし、もうふも、せんたくしてもらったし、
こんやは、ぼくは、いいきもちで、ねます。