ぼくと、ひも(カツジ猫)
みなさん、こんばんわ
かいぬしは、「いえじゅうが、ちらかっているのにも、もうあいた」と、いって、
「そろそろ、すっきりさせなくちゃね」といっています。
ぼくは、ゆかいっぱいに、いろんなものが、ちらばっているのが、おもしろくて、
まいにち、ひとりで、あそんでいます。
とくに、いろんな、ひもがあるので、
ながいのや、みじかいのや、ひっぱってあそぶと、あきません。
かいぬしは、ぼくが、つめとぎいたのうえに、
みじかいひもを、もっていって、のせているのをみて、わらっていました。
あかや、しろの、ながいひもを、ぼくが、くわえて、ころがっていると、
「あら、ひもが、ひもに、たわむれている」と、いったけど、
なんのことか、ぼくには、わからないや。
「ひもって、いうのはね、
おとこのひとが、おんなのひとに、
ごはんをたべさせてもらって、
しごとをしないで、まいにち、あそんでいることなの」と、
かいぬしが、おしえてくれました。
ぼくは、ひもなのかな。
ゆきがふって、さむいけど、かいぬしは、さっき、そとにでて、
ぼくの、といれの、すなばを、きれいにしてくれました。
「たくさんたべて、しっかり、うんちをして、
まだまだ、おおきくなるんだよ」といって、
あたまをなでて、くれました。
もうすこし、おさしみをくれたら、
もっと、おおきくなるとおもいます。