ぼくと、べっどかばー(カツジ猫)
みなさん、こんにちわ
かいぬしの、たいちょうは、だいたい、かいふくしたみたいです。
かぜが、ながびいていて、のどのちょうしが、わるかったのが、
「にんげんどっくで、いかめらを、のむときとか、
いろいろ、のどを、しょうどくしたから、ばいきんが、しんだのかな」
と、かいぬしは、かってに、すいそくしています。
ぼくは、かいぬしの「めでぃかるまくら」を、ずっと、とりあげたままです。
「それはまあ、いいとしよう。
でもね、ひるまも、そこに、おまえがいると、
べっどかばーを、きちんとなおせないんだけど」と、
かいぬしは、なげいています。
ぼくが、くらしている、したのいえは、
はなれみたいに、ちいさくて、ひとへやしかありません。
まんなかに、おおきな、じょうとうの、べっどがあって、
それが、へやの、ちゅうしんです。
「だからさ、わかるでしょ。
このべっどを、いつも、きれいにしておかないと、
へやぜんたいが、ぐちゃぐちゃに、みえてしまうのよ。
わたしとしては、しっかりと、べっどかばーを、
べっどぜんたいに、かけてしまっておきたいわけ」と、
かいぬしは、ねている、ぼくに、せつめいしました。
「でもほらね、おまえが、いちにち、そこにいたら、
そこだけ、かばーが、かけられなくて、
なにかこう、きぶんが、わるいわけね。
へやを、みわたしたばあい。わかる?
ねるところは、いっぱい、あるんだから、
なにも、そこでなくて、いいでしょ」と、いうけれど、
きめた、ねばしょを、かえるのは、すきじゃないから、
ぼくは、きこえないふりをして、ねています。
、
「だんだん、このじょうたいに、なれてしまって、
おきゃくさんが、きても、このままにしていそうで、
それも、こわいのよねえ」と、かいぬしは、いっていました。
ほかのところを、きれいにしていれば、
すむことだと、おもうけど、かわいそうだから、
そろそろ、あたらしい、ねばしょを、さがしても、いいかな。