ぼくに、きかれてもこまる(カツジ猫)
みなさん、こんばんわ
かいぬしが、せっせとくすりをのませたせいで、
はいいろねこの、ぐれいすさんは、げんきで、えさもたべているようです。
「このぶんじゃ、ながいきするかもしれないけど、
もうすぐ、しぬとおもったからこそ、
たかくて、おいしいえさをたべさせている、わたしのけいざいじょうたいは、
いったい、どうなるというのよ」と、
かいぬしは、まいにち、ぼやいています。
ぐれいすさんの、あまりなのか、さいきん、おいしい、どらいふーどを、
ぼくも、いろいろ、もらっています。
とても、おいしいので、ぼくはすぐ、たべてしまいます。
ちーずあじのとか、なかなか、いけます。
「すこし、ふとってきたのかな。けが、ふゆように、なっただけかな」と、
かいぬしは、ぼくをみて、いっています。
すっかり、さむくなりました。
かいぬしが、えあこんを、いれてくれるので、
ぼくは、まいばん、かいてきに、べっどで、ねています。
ときどき、かいぬしに、くっついたり、ひざにのったりすると、
かいぬしは、「おっ、めずらしい」といって、うれしそうです。
きょうは、あめりかのだいとうりょうのせんきょが、あったみたいです。
かいぬしは、かえってきてから、ぼくをだいて、
「とんでもないひとが、だいとうりょうになったよ。
どうする、かつじ」と、ききました。
ぼくにそんなこと、きかれてもこまります。
にんげんのすることなんか、
ねこに、わかるわけないじゃん。