ぼくの、いいところ
みなさま、ごぶさたしています。
ぼくのちょうしは、まあまあです。
かいぬしは、さいきん、ときどき、
「おまえのいいところをかんがえてみよう」といっています。
「おへやに、おしっこをかけない」
「かざりものを、こわさない」
「やすいえさでも、もんくをいわない」
「たべるとき、かけらまで、さいごまできれいにひろってたべる」
「おおきなこえで、なかない」
「しつこくしないで、すぐあきらめる」
「ひょうじょうが、ゆたか」
「することがおもしろい」
「よそくがつかないから、たいくつしない」
「わらえる」
と、ゆびをおってかぞえて、「あんがい、あるね~」といっています。
ぼくも、かいぬしのいいところを、かんがえてみました。
「なにをしても、おこらない」
「ときどき、おさしみをくれる」
「おふろのじゃぐちで、みずをのませてくれる」
「おそくかえったときは、あやまる」
「のみみずを、まいにち、かえてくれる」
「いっしょに、ねてくれる」
「かえらないときは、よていをおしえて、『まっていてね』という」
「ぼくをみて、よくわらう」
じゅうばこさんと、ゆきうさぎさんは、
「うまくいかないふうふが、せいしんぶんせきにいって、
そういうことをするんじゃないの」とわらっています。
こんどは、いやなところを、かんがえてみようかな。