ぼくの、くちの、こうぞう(カツジ猫)
みなさん、おはようございます
「もう、ひるだよ」と、かいぬしがいっていますが、いいんだい。
まえからいっていたように、
ぼくのすきな「おやつ」が、はんばいちゅうしになったらしくて、
かいぬしは、あたらしいえさを、いろいろ、みつけてきます。
きのうのは、においはおいしそうだったけど、
たべにくかったので、ぼくは、なめただけで、のこしました。
「おまえ、ぜったい、くちに、けっかんがあるでしょう。
くわえて、かじるまで、すごくくろうしているし。
でも、かりかりの、どらいふーどは、なんてことなく、たべるんだよねえ。
どういう、こうぞうの、おくちなの。
せいしんてきな、ものかしら」などと、かいぬしはいっていて、
「まあいいや。まきか、ぐれいすが、たべてくれるだろう」と、
ゆうべ、うえのいえに、しょっきごと、
ぼくののこした、えさを、もっていきました。
それで、ぼくの、しょっきがなくなったので、
かいぬしは、じぶんがつかっていた、しかくい、おしゃれな、ちいさいさらを、
「きょうだけだよ」といって、いつもの「おやつ」を、のせてくれました。
ぼくが、しょっきにしている、おさらは、
もともと、じょうとうのおさらで、
ひょうめんが、ざらざらしています。
「たべやすいでしょう」と、かいぬしが、えらんでくれたのです。
きのうの、りんじのおさらは、つるつるすべって、たべにくく、
かどのところに、えさを、おいつめて、なんとか、たべたけど、
けさは、めんどうで、すこし、のこしました。
かいぬしは、「やっぱりなあ」と、ためいきをついて、
のこしたえさを、ゆびにのせて、ねているぼくのところにもってきて、
「はい、おたべ」とはなさきに、くっつけてくれたので、
ぼくは、すわりなおして、ぜんぶたべて、
かいぬしの、ゆびまで、きれいに、なめてやりました。
「いそがしいときに、まったく、わたしは、なにをしてるんだろう」
と、かいぬしは、なげいています。
はやく、ぼくのおさらを、とりもどしてこいよな。
このしゃしんは、ぼくが、べっどのうえで、
いいきげんで、いるときのものです。
みせられたひとは、たいてい、さかさまにして、みていますが、
このむきが、せいかいです。
ぼくが、ちょうきもちよくて、あたまを、あおむけに、べっどにつけて、
ころがっているところです。
きょうは、また、ちょっとさむいので、
いまから、べっどで、ねようかとおもいます。
かいぬしは、どうするのかな。
おしごとをするのかな。
かいものに、いくのかな。