ぼくの、このむ、きょりかん（カツジ猫）

みなさん、こんにちわ

ぼくの、かいぬしは、
せっかく、いえのあちこちに、いごこちのいいばしょをつくったのだから、
のんびりすればいいのに、
いそがしく、はたらいていて、ぼくをあいてにしてくれません。

きのうも、ひるからずっと、うえのいえで、かたづけをしていたので、
ぼくは、さびしくて、したのいえの、にわの、
かなあみのなかから、ずっと、にゃあにゃあ、ないていました。

ゆうがた、でかけてかえってきたとおもったら、
またすぐ、うえのいえに、いってしまったので、
ぼくが、おおきなこえで、ないていると、かいぬしは、
すぐまた、くるまにのって、どこかへ、でかけてしまいました。

よなかちかくに、かえってきて、
「おまえのかおを、みたくなかったから、あてもなく、そのへんを、
くるまで、はしりまわっていた」と、いったので、
ぼくは、がっかりしました。

でも、そのあとで、
「そういえば、まえに、きゃらめるねこにも、いっかいだけ、
こんなことしたことが、あったな。
あんまり、ねっしんに、またれていて、うざかったから、
かえってきて、またすぐ、でかけてしまった」といったので、
ぼくは、ちょっと、きをとりなおしました。
きゃらめるさんは、にじゅうねんくらいまえに、しんだ、
かいぬしが、だいすきだった、ねこです。

そのあとは、ゆうべも、けさも、ずっと、かいぬしは、いえにいたので、
ぼくは、おちついて、ごはんをたべました。

「わたしが、いえにいたって、そんなに、ちかづいても、こないくせに」
と、かいぬしは、いうけれど、
かいぬしから、すこしだけ、はなれたところで、ねているのが、
ぼくは、いちばん、すきなので、
この、びみょうな、きょりかんの、このみというのを、わかってほしいと、おもいます。

きょうは、あさは、くもっていたけど、
いまは、おひさまがさして、いいてんきです。
かいぬしは、あさから、せんたくや、りょうりや、
れいぞうこの、そうじをして、
ふらいぱんも、みがいていました。
ひるからは、また、かたづけに、せいをだすそうです。
つまんないの。