ぼくの、していせき(カツジ猫)
みなさん、こんばんわ
かいぬしは、きょうもいちにち、ずっとぱそこんをうっていました。
「かんいっぱつで、しあがるかもしれない」と、はなうたまじりで、いっていて、
しごとに、あきると、ねているぼくのところにきて、
ひっくりかえして「ぱんけーき」といったり、
くびをうしろからおこして「いなばうあー」といったり、
うえから、おおいかぶさって、「こうきあつ」といったり、
なんだか、わけがわかりません。
おひるごろには、しごとで、ふらふらになりながら、といれにいって、
かんがえこんだまま、といれのふたをしたままで、うえにすわって、
おしっこをしようとして、あぶないとこできづいたらしくて、
「にんちしょうの、まえぶれかもね」と、いっていました。
ぼくは、かいぬしが、いろんな、ねばしょをつくってくれるので、
いっぱい、ねばしょがあります。
ずっと、そこにねていても、なにかのはずみで、
べつのところに、ねはじめると、
ながいこと、つかわないので、そのうちに、かいぬしが、
ふくや、ほんの、おきばしょにしてしまったりします。
このごろは、かいぬしが、しごとをしているとき、
よこの、わごんの、したのだんに、
もうふをおいてくれていたのを、
ずっと、つかわないでいたのだけど、
とつぜん、また、きにいって、まいばん、そこで、ねています。
かいぬしは、しごとをしていて、ときどき、てをのばして、
ぼくの、あたまや、おしりをなでています。
このしゃしんは、ぼくが、げんかんのどあから、
そとにでたくて、せのびをして、あぴーるしているところです。
「そうやって、のびると、おおきいね」と、かいぬしはいったけど、
どあをあけてはくれませんでした。
「いまは、そとは、さむいのよ。
げんかんからでても、おにわと、おなじおてんきよ」と、
かいぬしは、ぼくにいったけど、
かくにんさせてほしいです。
さっき、ねていたら、とおりがかりに、かいぬしがきて、
ぼくの、りょうがわのみみのしたの、
くびのところにあった、けだまを、はさみで、きりとりました。
ぼくが、きがつかないほどの、はやわざだったので、
かみつくひまがありませんでした。
まあいいことにしておくか。
このかりは、いつか、かえすからな。