ぼくの、すきな、だついかご(カツジ猫)
みなさん、こんばんわ
きのうも、きょうも、あたたかでした。
かいぬしは、ねこのかおの、えがついた、
はんそでの、しゃつを、きました。
「まだ、ふゆふくの、くりーにんぐも、すんでないのに」と、
ぶつぶつ、もんくをいっていました。
ぼくは、かいぬしが、いなかのいえから、もってきてくれた、
だついかごが、すっかり、きにいって、
まいにち、そのなかで、ねています。
もともとは、かいぬしの、おかねもちの、おばさんのいえの、
おふろばにあった、かごらしいです。
「そこまで、きにいるとは、おもわなかったよ」と、
かいぬしは、ぼくをみて、いっています。
だいどころに、かいぬしが、おいた、
おじいさんのつかっていた、おおきな、つくえも、
あるきまわるのに、べんりで、きにいりました。
まいあさ、そのつくえのうえに、すわって、
おきてきた、かいぬしの、かおをみて、
おおきな、あくびをするのが、ぼくの、にっかです。
かいぬしは、ぼくが、きげんのいいのをみて、
「かつじー。ことしは、かぶとを、かざってあげたから、
こいのぼりは、ださなくて、いいかな。
ものおきのなかに、せいりできてない、にもつをつみあげたから、
おくのほうにある、おまえの、こいのぼりが、だせないのよ。
らいねんは、きっと、ちゃんと、だすから」
と、いっています。
あんなの、かいぬしの、じこまんぞくなんだから、
ぼくは、べつに、どっちでも、いいんだけどさ。