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ぼくの、せんよういりぐち(カツジ猫)

みなさん、こんばんわ

きょうは、ぼくが、おにわにでるときの、でいりぐちを、
おみせしたいとおもいます。
だいどころの、ぼくが、えさをたべるばしょのそばのかべに、
ぼくの、でいりぐちがあって、いつもそこから、にわにでます。
これは、ぼくが、あたまとかたを、そとにだして、
だいじょうぶか、そとをみていて、
おしりと、しっぽは、まだ、なかにあるところです。

ほんとうは、どあにつける、いりぐちだけど、
このいえをたてたとき、だいくさんが、
「かべにつけたほうが、いいよ」といって、
かべに、つけてくれました。
「おちゃしつの、にじりぐちみたいだね」と、
かいぬしは、わらってるけど、
ぼくには、なんのことか、わかりません。

さいしょ、でかたが、よくわからなくて、
しっぽをはさまれて、おおさわぎしたけど、
いまでは、じょうずに、ちゃんと、でいりしています。
どんなに、あめや、ゆきがふっていても、
ぼくが、ここからでていって、すなばに、といれをするので、
かいぬしは、「けなげだねえ」と、ぼくをほめて、
ぬれてかえったら、たおるで、からだをふいてくれます。

このごろ、まいにち、さむいので、
かいぬしは、でかけないで、いえにいます。
ぼくは、うれしいので、べっどで、ねていて、
よるは、かいぬしの、ふとんのなかに、はいります。
かいぬしは、ぼくをなでて、
「きぬみたいな、てざわりだねえ。
ぜんぜん、ぶらしをかけていないのに、
けだまも、ちっともできないし、
おまえは、きっと、いまが、おとこざかりで、
ぜっちょうなんだろうねえ」といいます。

きょう、かいぬしが、うえのいえの、かたづけをしていて、
かえってきたとき、ぼくは、げんかんにむかえにいったら、
かいぬしは、きづかないで、だいどころとげんかんのあいだの、
どあをしめてしまいました。
ぼくは、げんかんで、しばらくまっていたけど、
あけてくれないので、ちいさいこえでないたら、
かいぬしは、すぐあけてくれて、
「いつのまに、まあ」と、あきれていました。

でも、ちょっと、うしろめたそうな、かおをしていたから、
ほんとうは、しっていて、わざとしめたのかもしれないな。
ぼくが、そとにでたいから、すきをみて、すぐに、げんかんにいくので、
ときどき、いらっとしてるみたいだから。
このごろは、おへやのなかが、ちらかってるので、
それにも、いらいらしてるみたいだし。

ぼくは、ぜんぜん、かまわないんだけどな。
ようふくや、ほんが、ゆかにおいてあっても、
ぼくが、きにしないし、いたずらもしないので、
かいぬしは、「ほんとうに、おまえは、かいやすいねこだね」といって、
いま、ぼくの、かぶは、ちょっとあがっているみたいです。

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カツジ猫