ぼくの、ぜいたく
きのう、かいぬしは、きれいなわんぴーすをきて、
「かぶき」をみに、いきました。
かがみのまえで、わんぴーすをきて、
「わあ、はいるはいる、ふとったから、だめかとおもった」と、
よろこんでいました。
それから、せなかのふぁすなーをあげるのに、あくせんくとうして、
「ひとりぐらしは、これだからこまるのよ。
こういうとき、おまえが、あげてくれるとたすかるけど」と、
かがみのなかで、ぼくをみて、いっていました。
ぼくは、うしろのそふぁで、じぶんのおけしょうをしていました。
みけねこの、しなもんさんのはが、またわるくなって、
かいぬしは、けさ、びょういんにつれていきました。
しなもんさんは、えいずにかかっています。
こうないえんだったら、ななせんえんの、ちゅうしゃを、
つきに、にかい、しなければいけないそうなので、
かいぬしは、「どこから、おかねをだそうかねえ」と、
いろいろかんがえているみたいです。
ぼくの、おさしみをまいにちもらうせいかつは、
ふうぜんの、ともしびです。
かいぬしがみた「かぶき」には、きつねがでたそうです。
「でも、あのきつねのしぐさは、
どうみても、ねこだった」と、かいぬしはいいました。
ぼくも、「かぶき」に、でてみたいです。