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ぼくの、そのご(カツジ猫)

みなさん、こんにちわ

かいぬしは、ぼくがきのう、うしろあしのかたっぽを、
ちょっとひきずって、あるいていたので、
「おまえ、どうせ、ざっしゅではあるんだろうけど、
ひょっとしたら、どでかくなる『めいんくーん』がまじってるかもしれないと、
おもったこともあったけど、
あいがんように、つくられて、おおきくて、すごく、おとなしいから、
こっせつしやすいとかいう『らぐどーる』の、ちも、もまじってるんじゃないかしらん。
まあ、その、すぐ、かみつくところをみると、ちがうとは、おもうけど、
ほねとか、すじとか、すごく、よわいよね」といって、
ぼくのあしを、こわそうに、さわっています。

「もしかしたら、あとあしの、うらの、けが、
わらじをはいたみたいに、のびているから、
あるきにくいのかな。
でも、きろうとしたら、またおおさわぎするんだろうし」と、
ぶつぶついっています。

それで、えんりょして、ぶらしもかけないから、
ぼくは、たすかっています。
いすのうえに、おいてある、ばすたおるも、
きのう、ぜんぶ、せんたくして、ほしてくれたので、
ふかふかで、かいてきです。

もう、あしは、ほとんど、ひきずってないのだけど、
かいぬしは、まだ、しんぱいして、
おやつや、かつぶしを、いいなりに、くれます。
「おまえ、そんなふうじゃ、いずれ、あるけなくなって、
といれも、ねたきりで、するようになるのかねえ。
わたしも、そのころは、としとって、
じゅうぶんなかいごも、できなくなってるだろうから、
なにか、いいほうほうをかんがえなくては」といっています。

かいぬしは、いつも、そうなんんだけど、
さいあくのことばかり、よそうして、たいさくをかんがえてばかりいます。
ひかんてきなのか、まえむきなのか、わかりません。
ぼくは、そんな、さきのことなんか、きにしないもん。

このしゃしんは、かいぬしが、おふろに、みずをいれるとおもって、
ぼくが、はしっていったとき、
「あら、ざんねんね、ちがうのよ」といって、
じゃぐちから、ほそくみずをだしてくれて、のませてくれるのだけど、
まいかい、やっているうちに、かいぬしが、めんどうくさがって、
「おまえ、ここからは、でられるかい」と、
おもしろはんぶんに、ぼくを、からのゆぶねに、いれたときのです。
ぼくは、ふちにてをかけて、
このあと、ちゃんと、だっしゅつしました。

「でも、しゃしんでみると、
なんだか、こころぼそそうな、かおをしているね」と、
かいぬしは、わらっています。
おおきな、おせわだい。

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カツジ猫