ぼくの、でいりぐち(カツジ猫)
みなさん、おはようございます
あさから、おしりだけで、たいへんしつれいします。
これは、だいどころのはしっこにある、ぼくの、にわへの、でいりぐちです。
てまえにある、ごはんのうつわは、いまでは、ここではなくて、
てーぶるのうえに、しょうかくしています。
ぼくが、ごはんを、たべおわって、あさのみまわりに、でかけるところです。
「ねこのひたい」ほどの、ちいさなにわだけど、ぼくの、りょうぶんで、
このおうちをまもる、みはりの、とりでです。
ほんとうは、もっと、そとも、みまわりたいけど、
かいぬしは、ぼくが、げんかんから、そとにでると、
「だめよう」といって、すぐ、だいて、いえのなかに、もどしてしまいます。
ぼくが、まもってやろうとしているのも、しらないで。
このいえを、たてたとき、かいぬしが、
「だいどころの、どあに、ねこの、でいりぐちをつけてね」と、
だいくさんに、たのみました。
だいくさんは、「りっぱな、あつい、がらすの、こうしのどあには、
そんなものはつけられないし、
やすものの、きのどあは、つけたくないから、
いっそ、かべに、いりぐちを、つくってあげよう」といって、
りっぱないりぐちをつけて、せんようの、かいだんも、そとにつけました。
かいぬしは、おおよろこびして、ぼくに、ではいりさせる、
れんしゅうをさせようと、ぼくを、そとや、なかから、
おしこんだり、おしだしたりして、ではいりの、しかたをおしえました。
ぼくは、さいしょ、ようりょうが、わからなくて、
しっぽをはさんで、ものすごいおおごえで、ないたので、
かいぬしは「とらうまになったら、どうしよう」と、しんぱいしました。
でも、しんぱいしながら、わらってたもんな。
ぼくは、わすれてないからな。゛(`ヘ´#)
ぼくは、すぐに、すいすい、でいりできるようになって、
いまは、このいりぐちを、つかいこなしています。
このごろは、だいぶ、さむくなって、あさや、ゆうがたは、
くうきが、つめたいから、ぼくのからだも、ひえっひえになります。
もう、ふゆげになって、ふさふさなので、
べつに、さむくはありません。
そのまま、いえにはいっていくと、かいぬしは、ぼくをさわって、
「わあ、ふかふかのけが、ひやっとつめたくて、ごーじゃすなかんじ」
と、よろこんでいます。