ぼくの、はつわらい（カツジ猫）

みなさん、おはようございます

かいぬしは、「はつわらい」と、かいているけど、
これは、ぼくが、あくびをしているところです。
でも、かいぬしは、みたときに、おおわらいして、
「『えと』のおきものに、『おおわらい』のしりーずというのがあるけど、
おまえの、これは、それにまけないね。
なんだか、えんぎがよさそうだから、
みなさんにも、おすそわけしよう」といいました。

かいぬしは、ふたつのいえの、げんかんにつけた、
おしゃれなしめかざりが、じまんで、
ぼくと、つーしょっとを、とろうとしたけど、
なかなか、うまくいかなかったようです。
「おまえが、もうちょっと、ちかづいてくれたらいいのに」
とぼやきながら、このしゃしんをとって、
「うえのいえの、かざりは、きいろ、
したのは、きれいな、あおなのに、
これじゃよくわからない」と、くやしがっていました。

したのいえの、げんかんにおいていた、
かいぬしの、じまんの、『じゅうばこ』です。
ほんとうは、もういちだん、あるけど、
なかみがへったので、いちだんは、のけてあります。

ひつじのおきものは、いなかのいえの、すみっこのたなに、
ずっと、ほうっておいてあった、おじさんのいひんで、
うえの、がくの、みけねこのえは、
むかし、かいぬしの、おかあさんが、わかいとき、
いえにいたねこを、すけっちしたのを、
おとうさん（かいぬしの、おじいさん）が、がくにいれたのだそうで、
よくみたら、がくは、かなり、ぼろです。

かいぬしは、ぼくの、むねのけが、
けだまになっているといって、
このまえ、ぼくがねているとき、
「いいこねー」と、ねこなでごえをだしながら、
はさみで、けだまを、きりとりました。
さきのまるい、はさみで、かんしょくがよかったので、
ぼくは、おとなしく、きられてやりました。
ほかは、あまり、けがぬけなくて、かいぬしは、
「おまえ、ころもがえはしないの」と、
ふしぎがっています。

ほかは、しょうがつといっても、
ぼくには、とくに、へんかはありません。
このまえ、かいぬしの、すきをみて、
ちょっと、そとにでて、あそんだけど、
そのはなしは、また、かきます。