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ぼくの、ひげ(カツジ猫)

みなさん、こんにちわ

かいぬしは、けさ、てれびで、
「しょくちゅうどく」にきをつけろという、ばんぐみをみていて、
 「ひゃああ。このまえの、おまえの、つきめいにちのとき、
しばらく、おそなえしていた、おさしみを、
そのまま、たべてしまったけど、
よくも、なんともなかったものだ。
 おまえがまもってくれたのかい。ありがとうよ」と、
みえないぼくにむかって、はなしかけていました。

これから、つゆだし、そこはぼくも、きをつけてほしいです。
 まあ、べつに、ぼくはなんにもしなかったけど、
かいぬしの、いちょうが、つよくて、よかったとおもいます。

かいぬしは、いそぎのしごとが、わりとじゅんちょうで、
「ひょっとしたら、まにあうかもね。しめしめだわ」といいながら、
ずっと、ぱそこんをうっています。
 ときどき、きばらしに、だいどころにきて、りょうりをしたり、
そのへんをちょっと、かたづけたりしています。

けさはしばらく、ほうっておいた、おじいさんののこした、
おおきな、つくえのうえを、かたづけていました。
 ほこりだらけの、つくえのうえに、おちていた、
かれた、はなびらやなんかを、あつめて、すてていて、
そのなかに、ぼくの、ひげがいっぽんおちていたのを、みつけました。

ぼくが、いつも、みずをのむところだったから、
そのときに、おちたんだと、おもいます。

「いまも、かわらず、ぴんとして、まっしろで、きれいだなあ。
かがくがすすんだら、このひげから、おまえの、くろーんが、
つくれるんだろうか」といいながら、かいぬしは、
ゆびで、なんどもふいたり、かおにくっつけたりしてから、
ぼくがしんだあとで、わかいひとがくれた、
てづくりの、きれいなこものいれに、たいせつにしまっていました。

そのあとで、しんみりしたのが、じぶんで、はらがたったのか、
「おまえのかわいいかおもいいけど、
ときどき、こういうかおも、みたくなってねえ」といって、
ぼくの、めつきのわるいしゃしんを、みなおしては、わらっていました。

かいぬしは、あめがふるのをきたいしてたけど、
ふらないままで、もう、おひるです。
 かいぬしは、ごはんのしたくをはじめそうです。
 かいぬしは、いまもまだ、ごはんのときに、
ぼくが、べっどから、てーぶるにあがって、おじいさんのつくえのうえの、
かびんのみずをのみにいく、みちすじを、かくほして、
そこには、なにもおかないようにしています。

しゃむねこのみるくさんが、そこにねたら、
ふんでいってやろうとおもうけど、
なにか、かんじるのか、みるくさんも、そこには、ねません。
 「かつじろーど、ってやつだな」と、
せんぱいねこの、きゃらめるさんと、
くろねこの、あにゃんさんは、おもしろがっています。

きゃらめるさんは、ときどき、ぼくをおこらせようとして、
そのとおりみちのまんなかにすわって、おけしょうなんかしたりするけど、
ぼくがちかづくと、ふわっと、いすに、とびうつって、
くるならこいと、いうかおで、つめをといでみせます。

ぼくももう、なれたから、そんなてには、のらないもんね。
 ときどき、きがむいたら、とっくみあいのあいてをしてやるけどさ。

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カツジ猫