ぼくの、ふぁんがいる(カツジ猫)
みなさま、おはようございます。
きのう、しんぶんのしゅうきんのおんなのひとがきて、
ぼくの、かなあみのこやをみていました。
かいぬしに「とりを、かっているのですか」ときいていました。
かいぬしは「いえ、ねこなんです」とこたえたあとで、
おかねをさがしながら、ぼくを、こそっとにわにおしだしました。
おんなのひとは、「あらー、でてきた、かわいい」とよろこんで、
「ちんちらですか、きれいですね」とほめました。
かいぬしは、みせびらかしたくて、ぼくをおしだしたくせに、
「いえーもう、まよいこんできた、ただの、ざっしゅです」と、
なんでもないように、いっていました。
かいぬしが、じゅぎょうをしているだいがくの、じょしがくせいのひとも、
このぶろぐをみていて、ぼくがかわいいので、
ねこをかいたくなっているそうです。
「でも、ねこといっても、いろいろで、あいしょうもあるし、
じかんはとられるし、おかねもかかるし、たいへんなんだよねー」と、
かいぬしはいっていました。
「まあでも、そういう、うんめいにあるなら、
そのうち、どっかから、ねこがくるさ、ねえ、カツジ」と、
ぼくにむかって、いっていました。
「かんがえてみたら、おまえは、あんがい、かいやすいぶるいなのかもね。
おくびょうだし、あしこしがよわいし、やるきがないから、
あんまり、よごしたり、こわしたりしないし」と、かいぬしは、
ぼくにいいました。
しなもんさんが、このあたらしいいえにこなかったのは、
すごく、つめとぎがじょうずで、はしらをけずってほそくするほどだったからで、
「まだ、おまえのほうが、ましか」と、いわれて、ぼくがこっちにきたのです。
「その、はきのなさが、さいわいしたのよ」と、かいぬしは、いっています。