ぼくの、ぷちだっそう(カツジ猫)
みなさん、こんばんわ
(よなかはすぎたけど、いいことにしよう。)
けさ、ふとんやさんが、ふとんをもってきました。
いなかのいえにあった、ふるい、ざぶとんを、
かいぬしが、「すてるのは、もったいない」とかいって、
わたを、うちなおして、ふとんにしたのです。
ふとんやさんは、おじいさんで、
かいぬしが、えあこんをいれていないので、
あつかったらしくて、げんかんで、ふうふういっていました。
かいぬしは、きのどくがって、
げんかんを、あけたまま、ふとんをはこびこんでいたので、
ぼくは、すきをみて、そとに、いきました。
かいぬしは「あら、ねこが、でちゃった」といって、
ふとんやさんは、「そこの、したにいますよ」と、
うっどでっきのしたにいた、ぼくを、おしえました。
「あんまり、とおくにいかないから、たすかります」と、
かいぬしはいって、しゃがんで、ぼくをよんだので、
ぼくは、すぐ、でていって、かいぬしに、かおをくっつけたら、
かいぬしは、「おまえは、これが、いいのよねえ」といいながら、
ぼくをだいて、いえに、いれました。
ふとんやさんは、「ちんちらですか」と、きいて、
かいぬしは、いつものように、
「いいええ。ただの、ざっしゅの、まよいねこです」といいました。
ふとんやさんは、「それでも、ふつうのねことは、ちがってみえる。
ちんちらじゃないですか」と、いっていました。
かいぬしは、あとで、
「みんな、ああいうんだよね。
にせの、けっとうしょをつくって、りっぱな、おりにいれといたら、
おまえ、さんじゅうまんえんぐらいで、うれないかな」と、
ぼくをみて、いっていました。
かいぬしは、きのう、かいものにいくのが、おそくなって、
「おさしみが、なかったのよ」といって、
あまえびを、わけてくれました。
まあまあだったけど、やっぱり、おさしみがいいです。
きょうは、ちゃんと、もらったので、まんぞくです。
このまえ、かいぬしが、ごはんをたべているのを、
ちぇっくしに、いったら、
きゅうりに、かつおぶしをかけて、たべていました。
ぼくは、かつおぶしも、すきなので、
かいぬしが、ほかのおかずをたべている、あいだに、
かつおぶしを、ぜんぶたべて、きゅうりだけにしました。
かいぬしは、「あーあ」といって、
なにもない、きゅうりを、たべていました。
どうせ、たいしたものは、ないだろうとおもって、
これまで、かいぬしのごはんは、するーしていたけど、
これからは、ときどき、てんけんしに、いかないと、
ひとりで、おいしいものを、たべているかもしれないな。