1. TOP
  2. 岬のたき火
  3. 日記
  4. 庭はにぎやか

庭はにぎやか

最近、何を書いていても、すぐにずるずる教育大の話にのたりこむので、気をつけないと(笑)。

「断捨離狂騒曲」の本のラストに書いていた、叔母の鉢植えの花だが、本に書かれて喜んだのでもあるまいが、今年は例年になくたくさんのつぼみをつけて、満開になった。
まあだいたいが、あちこちの畑のはしっこなどにも植えてあって、放っていても勝手によく咲く花ではあるが、わが家のは、それほどでもなかったので、今年は珍しい。もしかしたら、うちに来てから初めてかもしれない。

一方でカサブランカのユリは、いつもは三本ほど咲くのに、今年は上のサルスベリが栄えすぎて日当たりが悪かったのか、周囲のみょうがに押されたのか、一本しか咲いていない。毎年悩むのだが、いつ切って部屋に飾ろうかと迷っている。

田舎の家の庭にある、古風な小ぶりの柿の味が、素朴でおいしいので、種をとっておいて鉢に植えてみたら、けっこう何本も芽を出して、かなり大きくなっている。植え替えてやったら樹木にまでなるかな。桃栗三年柿八年というぐらいだから、生きている間に私が実を食べられるかは、なかなか微妙なところだ。

選挙公報が来た。一面がいきなり日本共産党で、まるで政権与党みたいに堂々として、中身も充実している。ラジオの政見放送と言い、誰かがひそかに配慮してるんじゃないかと思うぐらいだ。

私は数年前までは、共産党であれ立憲民主党であれ、私の好きで支持する政党が選挙で勝利して、政権をとったら、うれしいけど、それよりも心配でもあった。安倍首相がこれだけこわしまくって荒らしまくった国を、どんな政党であれ、引き継いだら本当にどんなに大変かと思うとゆううつで、いまひとつ真剣に心から野党の勝利を願えなかった。
でも、今はちがう。自分たちが主催して地元で開いた演説会や、野党共闘の様子を見ていると、何だか「やれる!」と思えてくる。

安倍政権の間に失うものも傷つけられたものも、本当に多かった。でも、それに負けずに、平和と民主主義を愛する勢力も、広がり、深まり、強く賢くなって来ている。この間に私たちが、日本が得たもの、育てたものもまた大きい。今の野党なら、昔と比べ物にならないぐらい、共闘もできるし連立もできる。それを支える市民たちも、また昔よりしっかりと大きくなって来ている。

若い人たちの多くが安倍政権を支持しているというのは、いろんな理由があるだろうが、ひとつはねえ…私はちょっと苦笑しながら思うのだが、私たちトシヨリが守れとか何とかいうものに対して、若者が全部そうだそうだと賛成していっしょにやるという世の中も、ちょっとよくないような気がするのだよね。老人や大人に反抗する理由がないという世代も、不幸かもしれない。

まあこんな大命題、夜中の三時に考えるようなこっちゃないわな。とりあえず寝ようっと。

Twitter Facebook
カツジ猫