ぼくの、ぼうけん(カツジ猫)
みなさん、こんばんわ
このまえ、ぼくが、かいぬしが、だいどころのどあをあけたときに、ぬけだして、
げんかんにでて、どあのところに、いって、
うえを、みあげて、いつまでもすわっていたら、かいぬしが、
「はいはい、おてんきもいいしね」といって、
げんかんのどあを、あけてくれました。
ぼくは、そとにでても、すぐにどこかにはしっていかないで、
まず、ゆっくりと、いえのまわりをかんさつして、
げんかんのまえで、ころころころがったりするので、かいぬしは、
「とろくて、すぐつかまるからいいわ」と、いっています。
でも、ぼくが、おとなりのにわに、とびおりそうにしたり、
はんたいがわの、いえの、へいのよこにはいろうとすると、
「まてまてまて」といって、ぼくをつかまえます。
そこからさきが、おもしろいのにとおもって、ぼくは、ふまんです。
このしゃしんは、かいぬしの、げんかんのまえの、ぐらじおらすのところにいる、ぼくです。
「おお、あぶないとこだったね、かろうじて、くろめが、うつってるやん」と、
かいぬしは、いっていました。
ぼくの、めは、おおきいので、とくに、ひるまだと、
くろめが、はしっこにいって、うつらなくて、へんなかおになります。
このあと、いえのまわりをまわって、かいぬしの、くるまをみたりして、
ちょうしがでてきたので、ぜんりょくしっそうしたら、かいぬしが、
さっそく、ぼくをつかまえて、いえにつれもどしてしまいました。
ぼくは、おこって、うなって、かみついたけど、かいぬしは、
「おまえが、くびわに、ひもをつけて、おさんぽしてもいいのなら、
そのへんをあるいても、いいけどね」と、わらっていました。
かいぬしが、ぼくが、といれがながいといって、しんぱいしてるみたいなので、
さいきん、にわの、しきいしのうえに、といれをするようにしたら、
かいぬしは、まいあさ、それをかたづけながら、
「けんこうじょうたいは、わかっていいけど、
やっぱり、すなばに、してくれたほうがいい」といっています。
わがままだなあ。
ゆうべは、おそくかえってきて、ぼくが、にわでまって、ないていても、
ずっと、うえのいえにいました。
でも、よるはいっしょに、ねてくれたので、まあいいか。
まくらのうえの、もうふが、よごれてきたので、
そろそろ、かえてほしいけど。