ぼくの、まわりのもの(カツジ猫)
みなさん、おはようございます
かいぬしは、いなかのいえから、いろんなものを、みつけだしては、もってきます。
「なんぱせんから、せいかつようひんを、ひろってくる、
ろびんそん・くるーそ-みたいだろ」と、いっていました。
このしゃしんで、おおきなおさらのうえにのっているのは、
いろがうすくて、わかりにくいけど、
きれいなはなもようがついている、
うすい、ぷらすてぃっくの、まないたで、
「いまん」という、かいしゃのせいひんだそうです。
そのかいしゃは、もう、いまはないので、
これも、「れあもの」だそうです。
「にまいもあったよ。いつ、かったんだろう」と、
かいぬしは、よろこんで、もってきました。
そして、このおさらのうえに、おいていたのだけど、
なんだか、すわりごこちがいいので、
ぼくが、いつも、そのうえにすわるので、
「えー、おさらだけのときは、ふみも、すわりもしなかったのに。
いくらなんでも、それはおまえ」と、かいぬしはいって、
いまは、ここからどかして、まないたたてに、たてています。
もうひとつ、かいぬしが、さいきん、いなかからもってきたのは、
おいしゃさんだった、おじいさんが、
しゅじゅつだいに、かんじゃさんがのぼる、ふみだいにしていた、
ちょう、ふるい、かいだんみたいな、だいです。
それを、おじいさんのつくえのよこにおいて、
「うん、しっくりくるね」と、まんぞくしていました。
まえにおいてあった、いすと、かんじがちがうので、
ぼくはさいしょ、とまどったけど、
いまでは、すいすい、あがりおりしています。
「むかし、かわいがっていた、きゃらめるねこは、
うえのいえで、にかいにのぼるとき、
かいだんを、すごいはやさでかけあがって、
いつも、わたしをとちゅうでおいこしては、
いちばんうえのだんから、えらそうに、みおろしていたよ。
この、したのいえには、にかいがないから、
おまえが、かいだんをつかうのは、みられないなあとおもっていたけど、
こうやって、かいだんみたいな、ふみだいを、
おまえがのぼるのを、みられるとはね」と、
かいぬしは、よろこんでいます。
そのうちに、ふみだいと、ぼくのしゃしんをとりたいらしいけど、
まだないので、こんかいは、
ぼくが、おふろの、ゆかにいるしゃしんで、がまんしてください。