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ぼくの、もうふ(カツジ猫)

みなさん、こんばんわ

かいぬしは、やっぱり、ゆうべから、おかしくて、
けさは、せっかく、つくったしりょうを、てーぶるにおきわすれて、
「ぶんがくこうざ」に、でかけてしまいました。
でも、なんとか、きりぬけたようです。

そして、ひにちをまちがって、こうえんかいにでかけて、さっき、
「ひええー、きちょうな、がそりんをむだにした」と、
ぼやきながら、かえってきました。

すっかり、さむくなりました。
かいぬしの、まわりのひとたちは、
「このまま、なつがおわるのかねえ」と
いいあっているみたいです。

ぼくが、べっどのうえで、ねるところをきめようとしていたら、
かいぬしが「そろそろ、もうふがいるよねえ」といって、
まいとし、ぼくがしいてねる、もうふをだしてくれました。
むかし、いなかのいえにいたねこの「もも」おばあさんに
かっていったもうふらしいけど、
「もも」おばあさんは、すきでなくて、あまりねなかったそうです。
これと、しろっぽいのと、にまいあって、
ぼくは、きにいって、あいようしています。
「けっこう、じょうとうだったんだから、これ」と、
かいぬしは、ぼくにいいきかせました。

「くがつになったら、かれんだーや、てちょうが、うりだされるから、
はやく、いいのを、かわなくちゃ。
でも、また、ものいりだねえ」と、かいぬしは、いっていましたが、
きょう、ちかくのみせに、もうかれんだーが、でていたそうで、
いくつか、かってきたみたいです。
「でも、さいていげんにして、のこりは、もらいものですまそう」といって、
どこに、どれをかけるか、あれこれ、なやんでいるみたいです。

らいねんは、ひつじのとしだそうです。
ぼくが、かいぬしとくらしはじめたのは、うさぎどしだそうです。
「また、うさぎのとしになるまで、いっしょにいられるといいがね」と、
かいぬしは、ぼくのかおをみて、いっています。

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カツジ猫