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ぼくは、あいくるしい(カツジ猫)

みなさん、こんばんわ

かいぬしは、きのう、ぼくに、ささみのおやつをくれたけど、
おいしくなかったので、ぼくは、たべませんでした。
そのあと、かつおぶしのおやつは、たべました。
「おまえ、ようふうのかおのくせに、
このみは、とことん、わふうだねえ」
と、かいぬしに、いわれました。

むーんおばさんは、このまえきたとき、ぼくをみて、
「けのもようは、あめしょーだけど、
けのながさは、ちんちらが、まじっているのね。
でも、はなは、あまりひくくないね」
といっていました。
そして、めーるで、ぼくのことを、
「あいくるしい」と、かいてありました。

はじめて、いわれることばなので、
どんないみかとおもっていたら、もともとのいみは、
「くるくるしていて、あいらしい」
「くるおしいほど、あいらしい」
と、ふたつの、せつが、あるそうです。
かいぬしが、ねっとで、しらべて、おしえてくれました。

「まあ、おまえは、しゃしんうつりは、そこそこいいからね」
と、かいぬしはいって、
「でも、わたしは、あいくるしいとは、おせじにもいえない、
こっちのしゃしんも、すきだけどねえ」と、いいながら、
おおわらいしていました。

ぼくは、したのしゃしんも、つよそうなので、わるくないとおもいます。

こんやは、つきが、まんまるで、
そとは、すごく、あかるいです。
かいぬしが、かえってきたとき、
ぼくが、かなあみのなかの、
たなのうえで、でむかえると、
かいぬしは、ぼくをみあげて、
「おお、その、かがやくつきをせにして、
おまえを、しゃしんにとれたらなあ」
と、いっていました。

「よかぜに、けがそよいじゃったりして、
なんとまあ、みごとなもんだね」といって、
しばらく、ぼくを、みていました。

ほんとうは、ぼくも、そとにでて、
いっしょに、おさんぽしたいんだけどな。

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カツジ猫