金髪の少女のように。
◇庭に、みずみずしい長い茎がすくすくと伸びて、薄黄色のつぼみが先端についている。
これ何だっけ、と考えていて、あ、彼岸花だと気がついた。
昔ながらの真っ赤なのもいいが、わが家の前庭に咲くのはクリーム色と金色で、まるで金色の髪の女の子が遊んでいるように見える。
そろそろ「思い出のマーニー」を見に行くかな。
◇昨日は「むなかた九条の会」でした。私のチラシの原稿はすべりこみで間に合いました。火曜日の9日にJRの赤間と東郷駅で配布します。協力してもいいとお考えのかたは、どうぞいらして下さい。その日が過ぎたら、ここでも紹介したいと思っています。
◇9月10日には福岡地裁で、教育大学の組合が大学を訴えた裁判の公判が行われます。どなたでも傍聴できますので、どうぞ皆さまおいで下さい。西崎緑先生が証人として陳述します。
現在の大学をめぐる状況はいろいろと厳しくなっています。西崎先生の話では研究費を削減する兵糧攻めで、理系の研究者が軍需産業に携わらざるを得ない可能性もあるとか。また、政府の教育改革の方向では、文系の学問をつぶそうという姿勢が明らかになりつつあるとか。
聞いていて思わず「ははあ、ポルポトが知識人を抹殺したのと同じやなあ。『ものを考える』人をなくして、オウム真理教を信じた優秀な理系の人のような人材を増産しようというわけね」と言ってしまいました。
◇他にもいろんな意見が出ていました。「九州北部を沖縄に次ぐ軍事拠点とする政策が、急激に進められている」「従軍慰安婦問題で、週刊誌の朝日新聞たたきがすごい」「慰安婦問題について、慰安所の存在など、明確になっていることまで否定するようになっている」「慰安婦問題を語るとき、犯罪被害者、災害被害者、被爆者、公害被害者、セクハラ、レイプの被害者など、すべての『受けた被害を口にして訴えた人』に対して最低守らなければならないモラルやマナーがまったく無視されている」「首相の経済政策が決して成功しておらず、未来が見えないことをもっと指摘すべきである」「隣国や他国を憎むことで、自分たちの不安や不満を解消する図式が意図的に作られつつある」「地域の自治体の運営にも、国と同様、住民の意見を聞かずに上だけで決める図式が出来つつある」「『花子とアン』の最近の放送を見ていても、戦争とはどういうものかが伝わって来る」「ネットで見ていると、『花子とアン』に対して、戦争を肯定する意見はまだ見ないが、『非常時に国民の一致をよびかけることは悪いことではない』『こうやって戦争賛美一色になるのは、今の反戦平和一色なのと同じ』という論拠が出されている」などなどなど。また思い出したら書きます。
◇その他、玄海原発原告団の原告の交流の場「しこふむ会」を、きちんと組織的に整備しようという声があるので「九条の会」としても協力したいという話やら、参加者の一人が、道路から見える自宅の庭に二メートルの大きな平和を訴える看板を作って「九条の会」の名も出したいがいいだろうかという話やら、せっかくだからそれができたら除幕式をやろうという計画やら、全国の九条の会が呼びかけている、10月のいろんな行動や催しとして11月初めに、講演会をやろうという企画やら、そろそろ「九条の会」ののぼりと横断幕を新調しようとか、来年で「むなかた九条の会」が結成10年を迎えるので、記念に何かやろうとか、まだまだ何かありましたねえ。思い出したらお知らせします。
11月の講演会は、地元の方々にお声をかけて、戦争体験を語っていただこうかということになっています。それと私がユリックスで10月から始める「赤毛のアンと第一次世界大戦」の番外編とでもいうかたちで、「赤毛のアンと第二次世界大戦」(仮題)についてちょっと話そうかということになっています。
ただし、もっといい企画が入れば私の講演は即座にひっこめます(笑)。
あ、その講演会について、各団体への呼びかけも作らなければいけないんだった。
うむ、彼岸花に見とれてる場合じゃないわ(笑)。