ぼくは、あきらめがいい(カツジ猫)
みなさん、おはようございます
かいぬしは、「おまえのしゃしんをみたがっているひとも、いるだろうけど、
よんでもらいたいきじが、ながれていってしまうからなあ。うーむ」
とかいって、なやんでいます。
きのうもきょうも、とても、すずしいです。
かいぬしは「えあこんをいれないから、でんきだいが、うくかな」
といって、よろこんでいます。
でもそのわりに、いえのかたづけがすすまないらしくて、
「やっぱり、もうすこし、ふくをしょぶんしないとだめだなあ。
でも、ぼろなふくほど、きたかったりするんだよなあ」と、
ぶつぶついっています。
きのう、ぼくはまた、かいぬしの、ゆうごはんが、
つくえのうえにならべてあったのをみて、
ちぇっくしに、いきました。
そうしたらまた、おさしみがあったので、
とろうとしたら、よくきれてなくて、つながっていて、
おさらから、とれませんでした。
かいぬしは、「ちょっとだけだよ、ほんとうに」といいながら、
ちぎってくれたので、ぼくは、ふたきれ、たべました。
かいぬしが、「もうおしまい」といったので、
あきらめて、ねにいったら、かいぬしは、
「おまえ、ちいさいときに、まいごで、うえじにしかけたわりには、
ものすごく、よくがないねえ。
こねこのときに、おかあさんから、おっぱいをたくさんもらったのかな」
と、いっていました。
きのうは、にわの、かなあみのそとに、
ちいさなこねこが、いっぴききて、ないていました。
ぼくが、なかからおこっていると、
かいぬしが、でてきて、こねこは、にげてしまいました。
「あめがふっているし、かわいそうだけど、
つかまえられそうにないし」と、かいぬしは、きにしていました。
よる、ぼくを、べっどで、なでながら、
「このきせつは、こねこがおおいから、つらいなあ」と、
なげいていました。
「おまえが、まいごだったのは、ふゆだったから、
いまはまだ、あたたかいだけ、ましなのかしら」と、
いったりしながら、ねてしまいました。
かいぬしは、ねるときに、ぼくのしっぽをつかんだまま、
ねてしまうことがよくあります。
ぼくのしっぽの、なかの、ほねが、
ぴくぴくうごくのが、おもしろいのだそうです。
へんなしゅみだなあ。