ぼくは、あまくないもんね(カツジ猫)
みなさん、こんにちわ
きょうは、ひさしぶりに、いいてんきなので、
かいぬしは、あさから、にわのきをきったり、せんたくをしたりして、いそがしそうです。
ぼくに、かってきてくれるおさしみに、ついている、「ぽんず」が、あまってしょうがないとなげいていて、
きょうは、とりのればーをなべいっぱいに、ぽんずや、やさいをいれてにて、「なかなかいける」とまんぞくしていました。
さいきん、へんなこねこが、うえのいえにいるみたいで、
かいぬしは、そいつのせわをしに、まいにち、うえのいえにいきます。
それで、ぼくは、すこしきげんがわるいです。
かいぬしは、「はやく、こねこのかいぬしをみつけて、
また、おまえとゆっくりあそびたいから、
だれにもすかれそうな、いいこねこに、そだてないといけないのよ」
と、ぼくにせつめいしました。
かいぬしは、きのう、ともだちの、「むーんおばさん」に、でんわで、あめのひがいをきいていました。
そのときに、「あなた、こねこかわない」ときいたら、
「わたしも、いまはもうちょっと」と、ことわられたそうです。
そして、「でも、かつじなら、いつでもかうよ。
いってくれたら、すぐ、とりにいくから」といわれたそうです。
かいぬしは、でんわのあとで、わらいながら、
「おまえ、いちぶのじょせいには、ほんともてるねえ。
わたしになにかあっても、とりあえず、いくさきは、だいじょうぶかもね」といいました。
かいぬしは、このごろ、まいあさ、ぼくのかおをおゆでふいて、
ぶらしをかけて、すきをみては、けだまをきります。
きのうときょうは、まだ、ぶらしをかけていないので、
さっきから、すきをねらっているみたいです。
そうかんたんに、おもいどおりになるもんか。
こねことは、ちがうんだからな。