ぼくは、いまをいきる(カツジ猫)
みなさん、こんばんわ
こんやも、さむいです。
かいぬしは、「あしもとが、あたたまらないねえ。
こういうのを、『そこびえがする』というんだろうねえ」
といっています。
きょう、かいぬしは、ひるから、おでかけしていたので、
ぼくは、ひとりで、おるすばんしました。
かいぬしが、きょう、いったところの、ちかくのまちは、
ぼくが、ちいさいとき、いちど、まいごになって、
なんにちか、ほうろうしたところです。
かいぬしは、そこのちかくの、まちや、かわをみるたびに、
「よる、こんなところを、あるいていたのかしら。
かわにおりて、みずをのんだのかしら」とか、かんがえて、
「ほんとうに、かえってきてくれて、よかった」と、おもうそうです。
きょうは、ぼくが、みつかった、じんじゃに、はつもうでをして、
「どうか、わたしと、かつじが、すえながく、
しあわせに、ながいきできますように」と、おまいりしてきたそうです。
ぼくは、いちにち、ひまだったので、
えさを、ほとんど、たべてしまっていました。
かいぬしは、あたらしいえさを、だしてくれながら、
「たくさんたべて、おおきくなって、
げんきで、ながいきしなさい」と、いいました。
「ついでにいうと、わたしに、ひょっとなにかあって、
だれかに、もらわれても、こまらないように、
りっぱなねこに、なっておきなさいよ」と、きょうはくしました。
「とくに、その、かみつくくせは、やめておかないと、
もらいてが、なくなってもしらないからね」といったけど、
そんな、さきのことなんか、ぼくはしんぱいしないもん。
それより、おうちはまだ、かたづかないけど、
だいじょうぶなのかな。
ちらかってるほうが、ぼくは、おもしろくて、いいけれど。