ぼくは、いろいろと、ごきげん(カツジ猫)
みなさん、こんばんわ
かいぬしは、けさ、「あつくなりそうだね」といって、にわにみずをまきました。
そうしたら、ひるからあめがふって、いまは、どしゃぶりになりました。
「あーあ」と、かいぬしは、くさっています。
そして、やけになったのか、
ぼくに、おおきな、おさしみの、かたまりを、くれました。
ぼくが、うまく、くわえられないで、
なめたり、おしたり、かんだりしているのを、みて、
「やっぱり、むりだったか」といっていましたが、
ぼくは、ちゃんとくわえて、もちあげて、
つくえのうえに、もっていって、たべました。
「ねこは、うつわでは、たべないように、できているらしいからね。
まあ、やむをえまい」と、かいぬしはいって、
つくえのうえを、ふいて、きれいにしていました。
きのうは、おきゃくさんがきました。
ふたりで、ごちそうをたべていました。
となりのつくえに、べつのおかずが、ひとさら、のっていたので、
ぼくがてんけんにいくと、おきゃくさんは、あわてて、
「だめよ」といって、ぼくのしっぽをひっぱって、とめました。
そしてすぐ「ああ、ごめん、うちのねこを、いつもそうやって、
とめてるもんだから、つい」と、いったけど、
ぼくは、べつに、おこりも、なきもしなかったので、
かいぬしは、ちょっとびっくりして、
「やっぱり、あのひとは、いつものことで、なれてるから、
しっぽの、ひっぱりかたも、うまいのかね」と、
ぼくに、むかって、いっていました。
このしゃしんの、あずきいろの、もうふは、
かいぬしが、さいきん、じっかから、もってきたもので、
なかなか、ねごこちがいいです。
でも、ぼくは、いろんなとこで、ねたいので、
ゆうべは、べっどのよこの、いすのうえで、ねました。
かいぬしは、そのいすを、べっどにくっつけて、
てをのばして、ぼくをなでたりしていました。
かいぬしを、うえから、みおろすので、
ぼくは、そのばしょが、きにいりました。
きのう、かいぬしは、ぼくのつめとぎを、
あたらしいのに、してくれました。
このつめとぎには、おまけで、
またたびのこなが、ついています。
かいぬしが、それをふりかけてくれたので、
ぼくは、すっかりいいきぶんで、
つめをといだあとも、つめとぎのうえで、
ながいこと、ごろごろ、ころがっていました。
あめは、どんどん、ひどくなるみたいです。
「あすのあさには、あがるらしいよ」と、かいぬしは、
ぱそこんの、てんきよほうをみながら、いっていました。
ほんとうかな。