ぼくは、うつらうつら(カツジ猫)
みなさん、こんばんわ
おしょうがつも、あっというまにおわったかんじです。
かいぬしは、げんかんの、しめなわをかたづけて、
「そろそろ、おかがみも、かたづけないとね。
そして、せつぶんの、おにさんを、かざらなくては。
ああ、いそがしいいそがしい」といいながら、
まいにち、だらだらしています。
ぼくもつきあって、そばで、ねています。
かいぬしは、ときどき、
「そこにいるのかい、かつじ。あいたいよ」と、
ねぼけごえでいって、またねています。
いきていたときは、こんなときには、
ぼくのしっぽをにぎらせてやってたんだけどな。
なんにちか、すごくさむかったけど、
かいぬしは、がんばって、ぼくのおはかのまわりに、
ぱんじーや、しくらめんを、うえてくれました。
せんぱいの、きゃらめるさんのおはかには、
きゃらめるさんの、けと、おなじいろの、
おれんじいろの、ぱんじーをうえていたけど、
ぼくの、おはかのぱんじーは、いろんないろです。
「だって、おまえのけは、はいいろで、
そういういろのはなは、ないもの。
これで、がまんしてよ」と、かいぬしはいうけど、
ぼくは、いろんないろの、まじったほうが、
おもしろくて、きにいっています。
ぱんじーだけじゃなくて、しくらめんも、
あるといいなとおもっていたら、それもうえてくれたから、
ぼくは、まんぞくです。
「ただ、ここは、ちょっと、ひあたりがわるいから、
どうだろうね。はなが、もつといいけどさ」と、
かいぬしは、きにしています。




れんげそうの、たねもかってきているので、
どこにまこうかと、まよっているみたいです。
「むかし、いなかのいえのそばには、
れんげばたけが、たくさんあって、
ちいさいころ、わたしがいなくなって、
ははおやが、さがしまわったら、
れんげばたけのなかで、ひとりであそんでいたってさ。
おまえたちとも、そんなところで、あそべたら、よかったけど」
と、かいぬしは、いっています。
「このいえに、ちょっとだけいて、すぐしんだ、『もも』さんは、
れんげばたけも、よくしってたみたいだよ。
いなかのいえに、ながいことすんでいたから、
むぎばたけも、よくしってたね」と、
しょだいねこの、おゆきさんが、はなしてくれました。
「ほんとか。うらやましいな。
おれは、むぎを、かじるのが、すきなんだ。
はるになると、かいぬしが、ときどきかざってくれるが、
むぎばたけとは、ごうせいじゃないか」と、
きゃらめるさんは、いっていました。
「まあ、このへんでも、ちょっと、あしをのばせば、
まだ、あちこちに、むぎばたけはあるが、
いきているあいだに、いってみたかったな」と、
ざんねんがっていました。
きゃらめるさんが、むぎばたけのなかで、
いきているときに、むぎをかじったら、
「がいじゅう」になるんじゃないかと、
ちょっと、おもったけど、いいのかな。
かいぬしは、いちど、ちかくをあるいていたとき、
「こらっ」と、どなるこえがして、きゃらめるさんが、
よそのいえから、とびだしてくるのをみたことがあって、
「なにをしているか、わかりゃしない」と、
しんぱいしてたことがあるらしいし。
じゆうに、であるいていたときは、
かなり、むちゃなことしてたんじゃないかな。
あしたからは、また、かなりあたたかくなるようです。
かいぬしは、にわと、いえのなかと、
どっちを、かたづけようかと、まよってるみたいです。
