ぼくは、えいりあん(カツジ猫)
みなさん、おはようございます
きょうは、にんげんのせかいでは、「えいぷりるふーる」といって、
うそをついたり、いたずらをしても、いいひだそうです。
かいぬしも、ちょうしにのって、
「せんめんじょに、えいりあんがいます、といって、
おまえの、このしゃしんを、あっぷしようか」といっていました。
そして、「でも、きょうは、おしごともないし、
でかけるよていもないから、だますあいてがいないなあ」といって、
ぼくをちらちらみているから、
ぼくは、きをつけていようと、きもちをひきしめています。
けさは、あめでした。
かいぬしは、にわのちいさな、さくらのきの、
はながさいたと、よろこんでいました。
あさ、ぼくが、そとに、といれにいって、
せなかをぬらして、かえってくると、
「あ、あめふってるんだ。ふいてあげるから、おまち」
といって、ほかのことをしているあいだに、
ぼくのせなかは、かわいてしまいました。
かいぬしは、「えー、ねこのせなかって、かわきがはやいのね」と、
がっかりしながら、おどろいていました。
このまえ、となりのいえの、げんかんのよこのへいに、
くろねこが、いっぴきすわって、こっちをみていました。
ぼくも、かなあみのなかから、みまもっていると、
かいぬしが、でてきて、「なにをみているの」といって、
くろねこに、きがついて、
「ずっとまえに、いなくなった、『なっつう』じゃないよねえ」といって、
ちかづいてみていたけど、くろねこはにげて、かいぬしは、
「まだわかくて、ちいさいから、べつのねこみたいね」
といって、かえってきました。
「なっつう」さんは「ばぎい」さんや「あにゃん」さんと、きょうだいの、
おおきな、おすのくろねこで、ひとがよかったので、
そとねこの「しまお」にいじめられて、いえでしてしまったらしいです。
「もう、なんねんになるかなあ。げんきで、いてくれるといいんだけど」と、
かいぬしは、いっていました。
まだ、あめはやまないので、よそのねこも、にわにこないし、
ぼくは、いまから、またひとねむりします。