ぼくは、おにわばん(カツジ猫)
みなさま、こんにちわ
かいぬしが、「おかねがないのよねえ」といって、
なかなか、しゃしんをとらないので、
すこしまえのしゃしんで、がまんしてください。
かいぬしは、このしゃしんをみて、
「なんか、けのいろがうすいし、
ふくろうか、だいぶつみたいだけど、
めぢからは、そこそこあるね。
むかしのしゃしんとくらべたら、
めが、およがなくなってるかも。
すこしは、じしんが、ついたのかな」
といっていました。
かいぬしは、このごろ、じむに、いくのもあきて、
しごともすすまず、くさっていて、
ちょーきげんがわるいです。
そとねこの、しまおが、おおきなこえで、
えさをさいそくするのに、うんざりして、
「つけあがるのも、ほどほどにしろ。
もう、こんりんざい、えさはやらない」
と、ゆうべ、ひとりで、きめていました。
ぼくが、けさ、もらったかんづめをのこしても、
しまおにはやらず、うえのいえの、ねこに、
もっていっていました。
でも、きょうになって、すこしげんきになって、
「しまおも、まえは、しゃーしゃーいうだけで、
ないたりなんかしなかったのに、
あれはあれで、かいねこにちかくなったのかな。
のらねこは、なかないというしね」
といって、けっきょく、ぼくがのこしたかんづめに、
あたらしいのを、たして、しまおにやっていました。
しまおも、けさからどこかにいって、
すがたをみせなかったので、
それも、よかったんだとおもいます。
しまおは、あんがい、あたまがいいです。
きのうは、さむくて、ぼくはよる、
ずっとかいぬしに、くっついてねていました。
「そうか、ちかづかなかったのは、
やっぱり、たんに、あつさのせいか」と
かいぬしは、ぼくをなでながら、いっていました。
かいぬしは、けさは、いちねんほっきして、
べんきょうをしたり、もらったやさいのなかから、
かぼちゃをにて、すーぷをつくろうとしています。
「しょくじをちゃんととらないと、
やっぱりにんげんは、だめだ」といっています。
ゆうべは、とつぜん、やけになって、
「かろりーが、なんぼのものじゃい」とかいいながら、
もらいものの、らーめんをたべていました。
いいにおいがするので、ぼくがちかづくと、
「え、こんなもの、たべるの」と、いいながら、
めんを、ぼくのかおのまえに、ぶらさげてくれました。
たべてみたら、おいしかったけど、
かいぬしが、おさらにのせてくれたら、
どうしてたべていいのかわからなくて、
つめでひっかけて、ゆかにのばしてみたけど、
やっぱりたべられませんでした。
かいぬしが、ぶらさげてくれると、たべられます。
「てのかかるやっちゃなあ」と、かいぬしは、
あきれながら、なんぼんか、たべさせてくれました。
こんどまた、たべてみたいです。
おさしみほどじゃないけど。