ぼくは、おふろばを、のぞく(カツジ猫)
みなさん、こんばんわ
かいぬしは、あと、ひといきで、しあがるはずの、しごとが、
あんがい、じかんがかかるといって、じたばたしています。
「こんなに、ぱそこんのまえに、すわりっぱなしでは、
ぜったいに、ふとるにちがいない」と、なげいています。
そして、ぼくが、べっどにねているのをみて、
「おまえはいいねえ、きらくなもんだよ」といって、
ぼくのしっぽや、みみを、こねまわします。
かいぬしは、うえのいえの、おふろに、はいるのだけど、
ときどきは、ぼくのいる、したのいえの、おふろにも、はいります。
このまえ、ひさしぶりに、かいぬしが、おふろにはいっていたので、
ぼくは、べっどから、とびおりて、みにいきました。
がらすどのまえで、にゃあにゃあ、ないていたら、かいぬしが、
「おいで」といって、とを、あけてくれたので、
ぼくは、おふろばを、たんけんしました。
かいぬしが、おゆのなかにいたので、ぼくもはいりたかったけど、
こわいので、おふろの、ふちに、てをかけて、
なかの、おゆを、のむだけにしました。
せんぱいの、きゃらめるさんは、かいぬしが、おゆのなかで、
ゆびをひらひらさせると、かたまで、うでをつっこんで、
よくあそんでいたそうです。
「その、おもいでがあるから、うえのおふろを、かいぞうできない」と、
かいぬしは、わらっていました。
ぼくは、おゆに、てをいれる、ゆうきはなかったから、
あらいばの、ゆかのうえを、ころころころげて、あそびました。
かいぬしは、ぼくをみながら、
「めったにこない、ばしょだから、きんちょうしてるのかな。
めが、おおきくて、はんさむに、みえるよ」と、いいました。
きのうも、きょうも、あめがふって、ちょっと、すずしくなりました。
かいぬしは、あしたのしごとに、きていくよていのふくが、
そでがないふくなので、どうしようかと、まよっています。
「かーでぃがんを、きていけば、おかしくないかな」と、
いろいろ、なやんでいるみたいです。
ぼくは、いつも、いちまいの、けがわで、すごしているから、
そんなことは、きにしないで、いいもんね。