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ぼくは、かこつけられる(カツジ猫)

みなさん、おはようございます

かいぬしは、まいにちせっせと、いえをかたづけています。
「もう、なにもおかないことにした」といっていた、おふろのだついじょに、
とうとう、おおきなかごをふたつ、おくようにしました。

「ちゃんとした、いふくかいかくが、できるまで、
とりあえず、ここにおくのが、いちばんごうりてきだ」といっています。

そうしたのには、もうひとつ、りゆうがあるそうです。
 このかごは、かいぬしは、ろうかにおいていて、
ふちまでいっぱい、たおるやふくがはいっていたから、
ぼくは、そのうえでねたり、ろうかのいすや、つくえにあがって、
おひるねようの、せんたくかごにいくときの、ふみだいにしたりしていました。

でも、なかみがすくないと、ふみだいにならないので、かいぬしは、
うえのいえから、てれびだいにつかっていた、ひくいつくえをもってきて、
かわりにおいてくれて、かごをだついじょにうつしました。

「このほうが、みためもすっきりするからいいけど、
おまえ、うまくつかえるかい」と、かいぬしはしんぱいしていたけど、
ぼくが、ぶじに、おひるねをしているのをみて、
「いけたんだね」とあんしんしていました。

ぼくが、ごはんをたべる、だいどころのおおきなつくえと、
かいぬしのべっどのよこの、ちいさいつくえのあいだを、
ぼくがまいあさ、とびこえるのも、
ちょっと、かくごがいるようになったのを、かいぬしはきにして、
「もともと、あしこしがよわいんだから、いつかおっこちて、ねたきりになるよね。
それまでに、なんとか、みずのみばと、えさばへの、どうせんを、
かくほしないといけないけど、それだと、かぐの、だいいどうになるし」と、
あたまをかかえています。

「けっきょく、おまえのために、かぐのいちも、せいかつも、
かえなきゃならないんだから、もう」とぼやくけど、
ぼくにいわせれば、かたづけと、もようがえのために、
ぼくを、りゆうにしてるだけなんじゃないかなあ。

「なにか、あっという、あいでぃあが、うまれないかなあ。
つくえと、つくえのあいだに、はねばしをつくるとか」と、
かいぬしはまた、とんでもないことをかんがえているみたいです。
 そんなんだから、べんきょうが、すすまないんだぞ。

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カツジ猫