かいぬしの、くふう(カツジ猫)
みなさん、こんにちわ
かいぬしは、ぼくが、ごはんとみずのある、てーぶるに、とびうつるのが、
へたになったのじゃないかとしんぱいして、
かぐのはいちを、かんがえていましたが、
けっきょく、おふろの、だついばにあった、
せのたかい、いすを、てーぶるのちかくにおいて、
「これを、ちゅうけいちてんにしなさい。
このいすは、いちばんあんていしているし、
たかさも、まあまあだし」といいました。
ぼくは、じっくり、みましたが、
まだ、ためしていません。
「こうすると、にんげんのほうは、めちゃ、とおりにくくなるけど、
まあまあ、なんとかなるだろう」と、かいぬしはいっています。
ろうかのつくえにも、あがれるように、ひくいだいを、おいてくれています。
こっちはもう、ちゃんと、つかえます。
「しかし、おまえが、べっどにも、あがれなくなったり、
そとの、すなばの、といれにもいけなくなったりしたら、
また、あれこれと、くふうがいるなあ。
それまでに、せいぜい、へやをかたづけておかなくちゃな」と、
かいぬしは、とりこしぐろうをしています。
ぼくの、だいせんぱいの、きゃらめるさんや、おゆきさんや、しなもんさんは、
みんな、ながわずらいをしても、さいごまで、
ちゃんと、といれにいって、
かいぬしには、くろうをかけなかったそうです。
「でも、おまえは、そうはいかないようなよかんがする。
きっと、さんざん、くろうをさせて、しぬんだろ」と、
かいぬしは、きめつけて、ぼくをなでています。
てれびで、ねこは、はぶらしで、ぶらっしんぐするのをよろこぶといっていたので、
かいぬしは、こんど、ためしてくれるそうです。
ぼくは、ちょっと、たのしみです。