ぼくは、かぜをひいた（カツジ猫）

みなさん、おはようございます

すこしまえから、ぼくは、ねこかぜを、ひいたらしくて、
げんきで、はしりまわっていたけど、
なみだが、たくさんでて、めやにが、あかくなって、
かいぬしは、まいにち、てぃっしゅで、ふきながら、
「ちの、なみだを、ながしてるみたい。
どっかの、まりあぞうに、そんなの、なかったっけ」
と、いっていました。

かぜは、ひとりでに、なおって、
いまはまた、きれいなめに、なりました。
このしゃしんは、まえにとったしゃしんですが、
「しっぽを、すかせてみえる、したのほうの、
みぎめが、わらえる」と、かいぬしは、いっています。

「わたしが、うえのいえに、いっているあいだ、
さむい、そとで、まってるからだよ。
それにしても、のらねこさんたちは、いつも、そとだし、
おまえは、こんなに、あつい、けがわの、えりまきをしているのに、
かぜなんか、ひくかねえ」
と、かいぬしは、ふしぎがっていました。

このまえ、ぼくは、おにわで、あそんでいて、
おおきな「が」を、つかまえて、もってかえりました。
ばたばたするのが、おもしろくて、
だいどころのゆかで、あそんでいたら、
かいぬしが、かえってきて、
「あららー、やっぱり。
その、『が』は、そとのかべに、はりついていたから、
そっとしといてやったのだけど、
おまえが、つかまえないかと、しんぱいだったのよねえ」
といいながら、すぐに、「が」をとりあげて、
そとに、もっていってしまいました。
たぶん、そとのにわに、にがしたんだと、おもいます。
せっかくの、ぼくの、えものを、つまんないな。

でも、また、はるになったら、ちょうちょや、とんぼや、かまきりが、
にわに、はいってくるかもしれないから、
かりが、できるんじゃないかと、たのしみです。