ぼくは、かんがえる(カツジ猫)
みなさん、こんにちわ
かいぬしは、きのう、いちにち、おでかけで、
ぼくは、ひとりで、おるすばんしました。
あたたかだったから、べつに、こまらなかったけど、
さびしかったので、よる、かいぬしが、かえってきて、
「つかれた、つかれた」といって、ねてしまったので、
いそいで、くっついて、いっしょに、ねました。
かいぬしは、ぼくが、ねるときに、
おでこを、まくらに、くっつけて、かおをふせて、ねるので、
ぼくがつかうのに、いいだろうと、
うえのいえから、ちいさいまくらを、もってきてくれたけど、
ぼくが、つかわなかったので、がっかりしていました。
でも、ぼくが、ずっと、ぺったりくっついて、
のどをならしていたので、
「ようするに、おまえは、わたしが、いちにち、
なにもしないで、いっしょにこうして、ねていたら、
いちばん、まんぞくなんだろうね。
でも、よのなかは、なかなかそうはいかないものなのだよ」
と、ぼくに、いってきかせました。
かいぬしは、「にんげんどっく」というのに、いってきて、
けっかはまだわからないから、あんしんできないといいながら、
「とにかく、おわったら、こっちのもんよ」とかいって、
おかしを、ばくばくたべています。
そして、「あー、たいじゅうがふえただろうから、
じむにいって、はかりにのるのが、いや」といって、
じむにいくのを、さぼっています。
たいじゅうをへらすために、じむにいくといっていたのに、
そういうのは、「ほんまつてんとう」だと、ぼくは、おもいます。