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ぼくは、すぱいになれる(カツジ猫)

みなさん、こんばんわ

かいぬしは、ぜいむしょにだす、しょるいのせいりで、
いそがしそうにしています。
べっどのうえにすわって、りょうしゅうしょとかを、てんけんしていて、
「これは、つかえないな」といっては、
まるめて、ゆかになげていました。

ぼくは、かみをまるめたのが、かさかさいってだいすきなので、
とびかかって、うんと、あそびました。
べっどのうえにも、まだかみがあるので、
とびあがってみたら、かいぬしから、
「いいかげんにおし。てつだえとはいわないが、
せめて、じゃまはおしでない」と、
ちょう、こわいかおで、にらまれました。
ぼくは、そっこうで、にわに、にげました。

「あしたの、こうざの、じゅんびもあるし、
こんやは、ここまでにしておくか。
ほんとうは、きょうじゅうに、しあげたかったんだけどな」
と、かいぬしはいいながら、
さっき、しょるいをかたづけました。

このまえ、ぼくが、にわにでていると、
かいぬしが、いきなり、だいどころのどあをあけたので、
まえにいた、ぼくを、きんぞくのどあが、ちょくげきしました。
かいぬしは、びっくりして、ぼくをつかまえて、
「ごめん、だいじょうぶかな。
どこか、けがしなかったかな。
あたまをうってはいないよね」と、いいながら、
からだじゅう、こねまわしました。

「たしかに、どあが、ぶつかったのに、
なんともなってないなんて、
おまえ、てれびの、すぱいどらまにでてくる、
なぐられても、きぜつしても、すぐにまた、
げんきになって、はしったりとんだりしているひとたちみたい」
と、いいながら、まだしんぱいそうで、
「なんじかんかして、ばたっとたおれてしんだりするんじゃないよ」
と、いいながら、ぼくを、みていました。

このしゃしんは、そのすぱいどらまのまえで、
ぼくが、すわっているところです。
かいぬしは、よる、ねるときに、
このどらまを、べっどで、みています。
でも、ぼくが、じぶんのいすからとびおりて、
べっどに、あがっていくと、
とちゅうで、みるのをやめて、てれびをけして、
「おいで」といって、ぼくをふとんにいれてくれます。

このごろは、あついので、ぼくは、すこししたら、
ふとんからでて、まくらのうえで、ねます。
かいぬしは、ぼくの、しっぽや、あしをにぎって、
「かむなよー」といいながら、ねています。

かいぬしが、ちが、さらさらになる、くすりをのみはじめてから、
ぼくは、かいぬしを、かんだことは、まだありません。
「ちが、とまらなくなる」と、おどかされたからです。
たぶん、うそだとおもうけど、
ようじんにこしたことはないとおもって、
ぼくなりに、じちょうしています。

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カツジ猫