1. TOP
  2. 岬のたき火
  3. 日記
  4. ぼくは、せいちょうする(カツジ猫)

ぼくは、せいちょうする(カツジ猫)

みなさん、おはようございます

かいぬしは、なんか、めっちゃいそがしそうで、
「ううん、ろうごの、じゅうじつとかいうけれど、
いきがいや、しごとを、つくりすぎてしまった。
どうしてくれよう」と、なげいています。

このまえ、ぼくの、このしゃしんをとって、かいぬしは、
「わあ、おまえ、めがするどくなって、かおがひきしまって、
いいおとこになったねえ。
さすがは、うちにきて、ろくねんになると、
すっかり、おとなになったんだねえ」といって、
みとれていました。

この、かたっぽうのてを、まえにたらすのは、
ぼくの、とくいの、ぽーずです。
「そっくりの、ねこたちのなかに、ほうりこまれていても、
ぜったいに、これで、おまえだとわかる」と、
かいぬしは、いっています。
どういう、じょうきょうを、そうていしてるんだろうな。

このごろ、、かいぬしが、ふつかぐらい、かえってこなくても、
ぼくが、おちついているので、かいぬしは、
「ちゃんと、おるすばんもできるようになったね」
と、よろこんでいましたが、
そのあとで、にわの、たなのうえに、
ぼくが、えさをはいているのを、みつけて、
「あれー、やっぱり、さびしかったのか。
へいきなかおをしているから、なれたとおもっていたのに」
と、いっていました。

おとなりの、ごしゅじんは、かいぬしが、そのことをはなすと、
「ひとりだと、すとれすが、あるっちゃろうね」と、
いっていたそうです。
「えさもあるし、ねばしょも、いっぱいあるし、
どんなすとれすだよ」と、
かいぬしは、ぶつぶついっていました。

だんだん、あたたかくなったので、
ぼくは、もう、よる、かいぬしのふとんにはいりません。
かいぬしも、ねまきを、あつでの、たおるのねぐりじぇから、
はなもようの、はんそでの、するするのに、かえました。
ふとんには、はいらないけど、ぼくは、ときどき、
かいぬしの、くびのところに、くっついてねます。

いえのまわりには、あいかわらず、よそのねこが、きます。
しろくろのや、しまのや、いろいろです。
みんな、おとなになったばかりの、わかいやつです。
ぼくのいる、かなあみのなかのにわでは、
ゆりや、みょうがが、どんどんのびて、
「さんしょう」のきが、えだを、いっぱい、ひろげています。
「はっぱをちぎって、うれないかな」と、
かいぬしはいっていました。

Twitter Facebook
カツジ猫