ぼくは、たしかめる（カツジ猫）

みなさん、おはようございます

けさは、めちゃくちゃ、さむいです。
そとでは、ゆきがふっています。
かいぬしは「ホワイトクリスマスっぽくて、いいかも」といって
ゆうべのかぜでひっくりかえった、クリスマスツリーにみせかけた
はちうえのきを、おこしたり、しゃしんをとったりしています。

ねまきいちまいで、にわにでてるから、
だいじょうぶなんかとおもうけど、
じんましんが、まだなおってなくて、からだがねつっぽいから、
ちっともさむくないんだってさ。

かいぬしは、ぼくとわけてたべる、おさしみが、
すーぱーになかったといって、くさっていました。
かわりに、しろさばふぐのふとったのが、うってあったので、
それをなんびきかかってきて、きって、おさしみにしています。
あんがい、おいしいので、ぼくはよろこんでたべて、
かいぬしは、「これだと、やすあがりだし」と、ほっとしています。

のこったほねは、かいぬしが、おつゆにします。
「これがまた、おいしくてね」と、めをほそめて、のんでいます。

ぼくは、まいにち、かいぬしに、ごはんをわけてもらったり、
ぶらしをかけてもらわないと、おちつきません。
かいぬしが、ながいこと、ぱそこんのまえにいると、
いすや、べっどから、にゃあにゃあ、よぶので、
かいぬしは、ときどき「うるさいよ」とおこります。

「こんなに、いいおもいさせてもらっっているのに、
このうえ、なにをかくにんしたいの。
だいたい、その、かなしそうな、おめめはなに。
いっぺんでいいから、しぬほどしあわせなかおをしてごらん」
といって、おこりながら、ぶらしをかけるので、
ぼくも、ちょこっと、かみついてやります。

さいきん、かみかたのかげんをおぼえたので、かいぬしは、
「そりゃ、じゅうにねんもいきてれば『あまがみ』のしかたぐらい、おぼえないとな」
といっています。

このしゃしんは、さっきぼくが、べっどでねているときに、とりました。
「そとは、こおりつくようなさむさだよ。
のらねこさんたちは、どうしているのかな。
うくらいなのねこたちも、ぶじでいるんだろうか」と、
かいぬしは、きにしながら、あさごはんのおかずをつくっています。
ぼくのたべるものは、なにかあるのかな。