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ぼくは、ちょっと、ふきげん(カツジ猫)

みなさん、おはようございます

かいぬしは、このまえから「でんきだいを、せつやくしなきゃ」といって、
えあこんのかわりに、こたつをいれます。
そこで、おちゃをのんで、しごとをして、
ぼくにも「おいで」というけど、
ぼくは、ふとんのなかに、もぐるのが、すきじゃないので、
おしこめられても、すぐ、でてきてしまいます。

「むかしは、よく、なかで、ねてたじゃないの」と、
かいぬしは、こぼすけど、
そんなまえのことなんか、おぼえてないもん。

かいぬしは、ぼくにくれる「おやつ」のちゅういがきに、
「いちにち、ごこを、めやすに」と、かいてあるのを、
きのう、みつけました。
「まあ、そのくらいなら、いいか。そんなには、やってないよね」
といいながら、くれるたびに、「これで、さんかい」と、かぞえています。
「さんかいめで、おまえが『にい』とかないたら、
らくごの『ときそば』になるかもね」
と、いみふめいなことをいって、ひとりで、うけていました。

きのう、てれびをみているとき、ぼくは、はずみで、
かいぬしの、ゆびを、ちょっとなめました。
「おお、なめてくれたじゃん。
したに、けっかんが、あるのじゃないんだね」と、
かいぬしは、かんげきしていました。

ぼくの、むねのけに、また、もつれたかたまりが、できているといって、
かいぬしは、くにしています。
「ぶらしをかけようか、はさみできろうか」と、まよっていますが、
いそがしいので、なかなか、どっちもできないみたいです。
ちょっとぐらいなら、ぶらしも、わるくないから、
かけさせて、やるのにな。

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カツジ猫