ぼくは、ちょっと、やるき(カツジ猫)
みなさん、おはようございます
かいぬしは、「きょうは、あらしのように、しごとをするぞ」と、
あさから、せんげんしています。
ぼくには、かんけいないことだから、
たかみのけんぶつをして、おてなみはいけんというかんじです。
「おまえ、わたしのわるくちをいうときには、
ねことおもえない、むずかしいことばをつかうじゃないか」と、
かいぬしがいったけど、べつに、わるくちじゃないもんね。
ぼくは、このごろ、ときどき、きゅうにやるきになって、
かいぬしがいすにさげていた、ねずみのおもちゃで、あそんだり、
かべにとびかかって、かいぬしがはっていた「わし」を、
つめで、やぶったりしています。
「お、なんか、ねこらしいことをしてるじゃないか」
と、かいぬしはいって、
「でも、この、わし、すきだったのにな。
したのほうだけ、きりとるか。
おみせには、まだあったはずだから、かってくるか」
とか、いっていました。
ぐるじあ、とかなんか、へんななまえのくにの、かみで、
きんいろの、とんぼが、かいてあります。
「まあ、ほんものの、とんぼを、つかまえてくるよりは、いいけどね。
いつか、おまえ、おおきなのを、とってきてたろ。
わたしは、とんぼがすきだから、やめてよね」
と、かいぬしは、ぼくのあたまをなでて、いいきかせました。
きょうは、いいてんきで、すずしいです。
かいぬしが、ろうかのかーてんんを、あけるようになったので、
ろうかの、かごのなかで、ひるねしようと、おもいます。
ゆうべから、かいぬしの、ぱそこんのまえのいすが、きにいって、
ずっとそこで、ねていたんだけどな。
かいぬしは、しごとができないと、ぶつくさいっていたけどね。