ぼくは、とびあがる（カツジ猫）

みなさん、おはようございます

ゆうべ、ぼくが、かいぬしのおいていた、ぱじゃまのうえに、ねていたので、
かいぬしは、うすいねまきをきて、「やべえ、かぜひく」とさわいでいました。

でも、もともとは、でかけるときに、
「さむかったり、さびしかったりしたら、このうえに、ねときなさい」といって、
じぶんが、いすのうえに、おいていったんだからな。

まいにち、とてもさむいです。
かいぬしは、えあこんをつかわないようにしようとして、
「かつじ、おこたが、あたたかいよ」というけど、
ぼくは、いすのうえで、ねるほうがいいです。
かいぬしは、こたつを、ろうかから、へやのおくにもってこようかとか、
いろいろ、さくりゃくを、めぐらしているみたいです。

ぼくのえさは、ゆかにおいてあるけど、
おやつとかは、だいどころの、てーぶるのうえで、もらいます。
このまえ、けがわを、ぼうしのふちにつけたこーとをきた、
おんなのひとが、おきゃくにきて、
ぼくが、ちかづいていくと、よろこんだけど、
けがわを、ちぇっくしていたら、
「きょうみがあったのは、それかい」といいました。

そして、ぼくが、てーぶるにとびあがったのをみて、
「おっ、かっこいい」とかんしんしました。
そしたら、かいぬしが、「でも、あしこしがよわいから、
ちょくせつは、とびあがれないのよ。
ゆかのうえで、おしりをふって、じゃんぷのじゅんびはするけど、
けっきょくは、あきらめて、いすを、ちゅうけいちてんにするの。
ものすごく、はやいから、いっきにあがったようにみえるけど、
ほんとは、ずるしてるんだから」といいました。

せっかく、かんしんしてくれているのだから、
そんなことをいわないでいいのにと、ぼくはおもいました。

でも、おきゃくさんは、
「すこし、ふとったよね。まえは、うすっぺらで、やせてたけど、
おおきくなったみたい」といったので、
ぼくは、まんぞくしました。

でも、けさ、はしりまわっていたら、またゆかで、あしがすべって、こけそうになって、
かいぬしは、「やっぱり、あしこしが、よわいねえ。
あー、もしかして、また、あとあしのにくきゅうの、あいだのけが、のびてる？
それで、すべってるのかな」と、いいました。
また、はさみで、きりにくるかもしれないから、
とうぶんは、ねているときも、きがぬけません。